4月15日(水):午後
午後からキャンセルが出たため、検査が受けられる事になった。
膀胱内部を内視鏡カメラで見るそうだ。

前立腺検査でもあんなに痛かったのにと思ったが、
「麻酔するから、全然、痛くないし怖くないから、是非、今日受けて下さい」
本当だろうと。

午後から受付に行くと、心なしかナース達がニヤニヤしているように見える。
泌尿器科は、高齢者が多いからか、何かとチヤホヤされる気がする。

「いや、そうか!内視鏡ってことは、尿道からカメラを入れるわけだ。アイツら、昼休みに誰が俺の尿道にカメラ突っ込むかアミダで決めたに違いない!!」
いよいよ検査。
パンツ全脱ぎで、ガウンのような検査衣に着替える。

ベッドで、うつ伏せになって待つ事、数十分。
麻酔科医登場。

「はい、ちょっと痛いですよ〜♪入りますよ〜グッと押されてる感じしますか?」
「あ、はい。何か中で押されている感じです。それより、思っていたより痛いです!ちなみに、何処に針を刺しているんですか?」
「骨!仙骨です」


麻酔が効くまでしばらくベッドで休まないといけない。
しかし、ある程度の骨格と除脂肪体重を持ち、毎晩、酒を飲む自分に麻酔が上手く効いてくれるのだろうか?尿道系は、超痛いって聞くし。

本を読んで、更に待つ事、十数分。
「今度は、前からゼリーを入れます」
(えー!聞いてないよ?)


針の無い注射器で、尿道の入り口、つまり、オティンティンの先の穴から、ピンク色のゼリーを注入される。
「どうですか?逆流するような気持ち悪い感じがするでしょ♪」
「いや、って言うか、思ったより痛いです。これはジェル状の麻酔ですか?」
「そうです」


更に待つ事、十数分。
そろそろ、下半身+局所♂の感覚が無くなる頃だ。

恐る恐る触ってみる。
無い!!無いー!おティンティンが無い!無くなっちゃったよ!ママ!

恐る恐る、検査衣をめくる。
ゲーェ!ティンティンが何か金属のクリップで、思いっきり挟まれてるヤン!

しかし、「無い!」の一発芸が気に入ったので、比較的若いナースが通りかかるのを待ったが、御呼びがかかった。

麻酔がかかった重い足取りで、フラフラしながら検査室へ。
「ちょっと、検査室にそんな大きい本を持って入らない入らない」
アフリカ探検記「コンゴジャーニー」は、重く大きかった。

検査台は、分娩台の様な代物で、妊婦ポーズの後、脚をベルトで固定された。
しまった!カメラをナースが入れるわけないか?
検査の様子を見たかったが、目隠しをされた。

男の検査技師に、カメラを先っちょの穴に突っ込まれる。
「どうですか?何かコショバイ感じでしょ?」
「いや、麻酔効いてるから大丈夫って思ってたけど、凄く痛いです」


膀胱までの長い旅。
ケーブルは続くよ何処までも。
痛こそがゆい時間は、永遠に続くかと思われた。

出血するティンティンの先に、ガーゼをグルグル巻かれて終了。
後日、残りの検査を終えた上で診断。

しかし、帰れない。
麻酔が完全に抜けるまで、帰してくれないのだ。

で、1時間ほど本を読み薬をもらう。
止血剤や抗菌剤、いざって時の座薬の他に、病名確定して無いのに膀胱炎の薬をもっちゃりもらう。

さて、ガーゼが巻かれた我がティンティン。
カメラの先やケーブルで、尿道に傷が付くそうだ。

当然ながら、オシッコは地獄のような痛みだ。
麻酔を打たれた仙骨及び、下半身全部が痛重い!

しかし、せっかくの休日。
痛みに負けて寝ているのは勿体無いので、ワイフの実家へ行って働きに働いた
炎症悪化防止のため、アルコール類を禁止されていたので、ビールとワインを少々飲むに留めた。

思ったより、キツイ検査だったが、後、二つはエコーとレントゲンなので楽勝だろう・・・。

後編の泌尿器系精密検査-羞恥プレイ編へ続く



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