「プロテインで下痢!? プロテインでお腹が緩くなる原因 2009-3」

乳糖除去よーし!
溶液濃度よーし!

これで、今日から美味しいプロテイン生活が始まるはずだ!
・・・ん?まだ、便が緩いような気がするなぁ。

何故だ!?

別に四苦八苦してまで、プロテインを飲む必要はなく、向いてないなら向いてないでプロテインを飲まないと言うアプローチを考えてみるのも面白いぜと言うのがサプリ塾的思考だけど、「上手く組み立てられるのなら」知識と言うレゴブロック(※)の数や種類は多い方が良いので、今回もその他の理由を考えてみよう。



原因3:甘味料の種類や使用量に対する反応
フレーバードプロテイン、いわゆる味付けされたプロテインの多くは、甘みを出す為にノンカロリーあるいはローカロリーの甘味料を使用している。

プロテインに用いられる甘味料は、
・アスパルテームL-フェニルアラニン
・アセスルファムK
・スクラロース
・ステビア
が主流だ(※2)。

味付きプロテインに、甘味料を用いる利点は、天然及び合成甘味料は、一般的な糖質に比べてカロリーが無いに等しいくらいに低いからだ。そして、砂糖の数十〜数百倍の甘みを持つので、使用量を極端に減らせる事も大きい。何故なら、それによってタンパク質含有量を高める事ができるからだ。

味付けプロテインは、メリットかデメリットかは人によるが、甘みがあるのに無駄なカロリーを含まず、インシュリン分泌作用も穏やかと言えるだろう。



さて、この便利な甘味料。

製品に使用される量は極少量なので、問題のないケースの方が多いくらいだが、稀にお腹に合わず下すケースがある。

嗜好性の違いで、やや淡白な味付けの日本製プロテインやその他製品では、甘味料による下痢の心配は全く無いと言いたいが、味付けコッテリの海外製品においては多量の甘味料やフレーバー添加による下痢の可能性もあるかも知れない。



対策:
・ノンフレーバーのプロテインを選ぶ。
味付けなし、甘味料なしのプロテインに変えれば良い。味付けは、色々と工夫するのだ。

・ファインラボなどのスクラロースをホンの少しだけ利用した製品を使う。
やっぱ、添加物が嫌いな社長が作った製品なら、安心っしょ?

・海外製品は、ニューケアなど厚生労働省の認可が降りた製品を使用する。
あんまり気にする必要はないけど念のため。

ウエイトゲイナーを使用する際は、甘味料不使用のHALEO「チェイス」やニューケアビッグマスゲイナー(ナチュラルチョコ味)」を選択する。
ウエイトゲイナーは、炭水化物を多く含むので、甘味料を加えなくても美味しい製品が多いが、中には甘味料を含む製品や多量に配合されたゲロ甘い粗悪品も存在する。

サプリマスター・ウェブショップで商品を選ぶ(笑)。
健康マニアのマスターの基準で製品を選んでいるだけでなく、クレームが起こらない製品をチョイスする事がお互いの利益にもなるからだ。



さて、気になるのは、甘味料が持つ下痢以外の副作用。

マスターも色々な食品添加物の本を持ってはいるが、知識の足しにはなるが、あまりアテにしていない。

何故なら、書いている人がアッチ系の人だったり、ヒステリックな内容だったり、毒性評価は体重比で毎日丼一杯喰わせた動物実験の結果だったりするからだ。

健康と長生きの為に成すべき事項の優先順位から考えれば、慌てる必要はないが、どうしても気になる方は、使用する製品を全てノンフレーバーにする方法がある。

※ この表現は気に入ったので、定番にしちゃおう

※2 ノンシュガーのガムや飴に多用されるエリスリトール等の糖アルコール系や還元麦芽糖で下痢を起す人は多い

栄養編 #5へ続く



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