Tブースター「サーモジェニックオフ期間-2-後編」
サーモジェニックサプリのオフ期間に、テストステロンブースターのサイクルを入れるのは、非常に良い手である。

筋力と筋量を取り戻せるだけでなく、積極的燃焼期間によって下げる事に成功した体脂肪率をキープ、もしくは、更に下げる事も可能になるからだ。

また、サーモジェニックオフ期間におけるテストステロンブースターの導入は、上記以外にも意外に多くの利点があるのだ。

今回は、減量目的の場合に見逃せないテストステロンブースター利用の利点について考えてみよう。

「あとひと絞り&下腹部の脂肪へのアタックに」
男性の場合、一般的には脂肪合成レセプター分布の都合上、腹部の脂肪を落とすのが非常に難しい。腹部の脂肪が落ちて、腹筋が見えてくるのは、減量後期の頃になるだろう。

高テストステロンによる代謝活動の活性は、落ちにくい腹部の脂肪を落とすのに有効で、減量後期のプラトー打破にも効果的である。つまり、ホメオスタシスによって、身体が防衛反応を起した時やもう少しで目標達成なのに中々落ちてくれない時の停滞打破に非常に有効なのだ。


活力アップに
減量期を長く続けると、ヤル気の低下や活力の低下が起こりがちである。そのような時にテストステロンは非常に役に立つ。

テストステロンは、ヤル気や活力、自発的行動力を高める作用が強く、非常にポジティブな精神状態を作ってくれるのだ。よって、減量サイクルによるバーンアウト防止やサイクルの仕切りなおしにテストステロンレベルを高める事は、最適なのだ。

また、栄養学的視点からみれば、減量期の食事制限による各種栄養素の不足(特に亜鉛 ※)は、テストステロンやその他ホルモンレベルが低下するので、減量期にモチベーションが低下するのは、当然の生理現象なのだ。


カルニチン「テストステロンブースター使用によるオマケ効果」
テストステロンは、筋細胞上のテストステロンレセプターに取り付くことでタンパク同化を促進するので、ブースターを使用する際にはテストステロンレセプターを活性化する作用が高いL-カルニチンを併用する方が多いだろう。

テストステロンブースターとL-カルニチンのスタックは、筋合成をスムーズに高めるのに最適な組合せであるが、オマケ作用として、テストステロンの脂肪酸利用促進作用と相乗してカルニチンがその酸化(燃焼)を高めてくれる効果も期待できるのだ。


やはり、この面からも、サーモジェニックオフサイクルにおけるテストステロンブースターの利用は、少しでも体脂肪を減らしたい目的に非常に適うと言える。

#8へ続く


※ 減量期に性欲低下の経験をした人は多いだろう



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