第一部「ケチ?」

この前、サプマスアスリート座談会でのマスターは、サプリや栄養摂取の話は一切せず、ネタ話ばかりであった。そのひとつがコレ。

元町駅から、電車に乗るとNと言う文字が刻まれたリュックを背負った小学生達に出くわす。私立小学校かと思えば、何とかっていう塾らしい。

ある時、4人がけの席に、マスターが一人で座っていたら、Nリュックが一人乗ってきた。Nは、靴を脱ぎ、脚を向いの席に掘り出して、DSを始めた。そして、リュックから、凄く匂うスルメを取り出して、クチャクチャ始めた。

「ティン♪ティン♪ティン!」(←マスターのメーターの音)
彼が何個の間違いを犯しているのか、カウントできないが、マスターのメーターが振り切れたのは、確かだ。何より、大人料金の半分しか払ってないのに(←結構ツボ※)、座席を二つ占有しているだけでなく、迷惑を2倍撒き散らしているのが気に入らない.

と、相手が大人だったら、いつも通り無言の啓蒙活動を行うところだが、子供相手なら相手に解る様に「吟味し噛み砕いた言葉」で注意してやらねばならないが、チョッと待った!

授業料や電車賃、通学時間と言うコストをかけてまで、塾に通っているのに、その何とかって塾は、基本的なマナーも教えてくれないのか?それとも、彼の学習能力が低いのか?そも、親は?

何で、大きなコストを払っても教えてもらえない事を、あるいは教えてもらっても履修できない事を、赤の他人がただでわかりやすく理解させてやらねばならないのか?

そう思うと、自分の時間が惜しくなって、注意するのをやめた。
大人の責任を放棄したと言われてもしょうがないが。



第二部「登場人物も含めて自分?」
「また、ワイフに怒ってしまったよ・・・」
友人が自身の反省の意をこぼす。

パートナーに対して、怒る気持ちは良くわかる。
たぶん、自分と同じ感覚なのだろう。

正しいのか間違っているのかは定かではないが、パートナーを自分の一部として考えているからこそ、説教や注意をしたくなるのではないだろうか?だから、歯がゆい気持ちがあるのかも知れない。

マスターを突き動かすのは、「お互いに注意しあって高めていく」なんて言うキモイ標語ではなく、負のスパイラル、負のバディ、負のツーマンセル、負の小隊・・・になっていないだろうかと言う恐怖感だ。

誰かが気づかないと、悪のパーティーになりかねない。

正しいかはわからないが、「相手を含めて自分と言う感覚」があるからこそ、パートナーや友人に要求するレベルも高くなってしまうのかも知れない。

恐らく、友人もマスターと同じで、「今の自分だって、反省と努力の結果なんだ」だから、お前も・・・と言う気持ちでパートナーに怒ってしまうのではないだろうか?

ただ、これらは、正しい考えでも正しいアプローチでもなく、解答も教訓もなく、「皆さんだったら、どうしますか?」と言う問題提起的で、何とかオチを付けるべく本編へ続く


※ 青春18切符症候群など