Q:現在、サプマスには、いくつかクレアチン製品がありますが、価格や成分が異なるので、どれを選んだら良いのかイマイチわかりにくいです。

前回は、予算に限りがある方や通常のクレアチンで充分な結果が得られている方は、「クレアピュア」を使用している製品で、手近な物を選びましょうと言う話でした。

今回は、高性能クレアチン製品の違いについて考えてみましょう。


クレアチンピルベイトターボは、
・水溶性のクレアチンを採用し、クレアチン自体の吸収性が非常に高い。
・クレアチンの吸収と利用率を高める「リボース」と「ビタミンB1誘導体」が入っている。

・・・つまり、究極の「クレアチン」製品で、「クレアチン」による「純粋な筋力アップ」と言う目的に適します。

今まで、どのようなクレアチン製品を試してみても全く体感の無かった方や競技上シンプルな構成のサプリの方が良い方(後述)に適するでしょう。



対してクレアボルは、
・普通のクレアチンを採用しているが、他の成分が筋肉への運搬を助ける(外側から補填)。
・アルギニンとグリシンが体内で生産されるクレアチンを増やす(内側から補填)。
・血流増強効果があり、パンプ感がある。
・神経伝達物質を増やし、筋力を高める。
・クレアチン以外の成分もph調節作用を持ち、スタミナを高める。
・クレアチンリン酸のチャージが早く、高負荷環境での持久性の向上。

・・・なので、筋力アップだけでなく、筋持久力UPやスタミナアップなどの総合的なパフォーマンスアップという目的に適します。

上記、クレアチンピルベイトとクレアボルは、一旦、液体に溶かしてから摂取するのがオススメですが、タブレットタイプのクレアボルインフューズドはどうでしょう?



クレアボルインフーズドは、非水溶化の弱点を補って有り余る作用を持つ「シニュリンPF」が配合されており、水に溶かさなくてもクレアチンの吸収率と利用率が高いのが特徴です。

元祖「クレアボル」に対してインフューズドは、会社帰りのトレでも使用できる利便さと、他の栄養素の取り込み強化を目的(※)とする場合に適します。また、シニュリンPFの特性上、減量期や脂肪を付けたくない時期にも適するでしょう。



細かく分析すれば、クレアボルシリーズの方がピルベイトよりも総合性能は上に思えますが、競技(※2)によっては、アルギニンによるパンプが必ずしも望ましいわけでなく、ピルベイトを好む方も多いです。

※ ワリと重要!
※2 機械的な動作の連続、特定部位を集中的に使用する、体重を増やしたくない等々



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