「カスペン大佐のトレ講座」 プロローグ
「ふん。航宙機乗りの癖が抜けていないようだな!」
メインスラスターとアポジモーターが派手に放つ光量から敵機の挙動を予測する事は、歴戦の戦士にとって容易であった。
(それでは、モビルスーツの機動性も・・・)
MS-14Bが手にするのは、ようやく愛機と共に届いたばかりのジオン軍事技術を集結したジオン軍初のビームライフル。
牽制射も標的射撃もなしに放たれた、たった一筋の光軸は、その射線上に嬉々として飛び込んで来たかのようなRGM-79の胴体に深々と突き刺さった。
ジオンにエース多しと言えど、機動戦中の無駄玉を嫌う精密射撃を旨とするのは、ブレニフ・オグス中佐とこのヘルベルト・フォン・カスペン大佐以外にそうは見当たらないだろう。
「ふん。航宙機乗りの癖が抜けていないようだな!」
(それでは、モビルスーツの機動性も・・・)
MS-14Bが手にするのは、ようやく愛機と共に届いたばかりのジオン軍事技術を集結したジオン軍初のビームライフル。
牽制射も標的射撃もなしに放たれた、たった一筋の光軸は、その射線上に嬉々として飛び込んで来たかのようなRGM-79の胴体に深々と突き刺さった。
ジオンにエース多しと言えど、機動戦中の無駄玉を嫌う精密射撃を旨とするのは、ブレニフ・オグス中佐とこのヘルベルト・フォン・カスペン大佐以外にそうは見当たらないだろう。
下の写真は、宇宙世紀0077頃のものであると言われている。
教導団時代に部隊を指揮するカスペン機、MS-05B。
当時から、愛機をパーソナルカラーに塗り分けていたのが見て取れる。
腰部にヒートホークを帯びている点からも、後方指揮よりも前線を好んだようだ。
宇宙世紀0079.12.31 09:45 宇宙要塞ア・バオア・クー Eフィールド・・・
「第二と第三は、00の後方に展開、けして、私の前に出るな!」
「推進剤の切れた者は、僚機に05ADまで運んでもらえ。その為のお手々(マニュピレーター)だ!マスかくためのものではないぞ!」
「弾込めしてもらって、おっ立っても、前に出るんじゃないぞ!どうせ、貴様ら童貞共は、1分も保たんのだからな!」
戦後に製作された戦記映画では、エキセントリックなキャラクターとして描かれたカスペンであったが、その実像は、鷹揚かつ豪胆で部下思い、そしてドズル中将揮下の司令官に多々みうけられる自らMSを駆って前線へ躍り出るタイプであったと言われる。
事実、その部下を後ろに回し自分が前に出るスタイルが、皮肉にも先のソロモン戦において自身の命を救ったのだ。陽動を兼ねて単機で敵陣近くまで突出し過ぎた為に、連邦軍が宇宙要塞ソロモン第4頂角基部に放ったソーラシステムに焼かれずに済んだのであった。
「何故、奴らと共に散れなかったのか!」
第6スペースゲート近辺に展開し、そして文字通り跡形もなく消えてしまった部下達。気の置けぬ戦友でもあった彼らを偲べば、自分の采配と単独行動が酷く悔やまれたが、自身を責める間もなく戦況は推移し、その数日後にア・バオア・クー防衛戦を向かえたのであった。
再編されたカスペン戦闘大隊は、Eフィールド防衛に充てられたが、自分は大隊長として後方で指揮に徹するべきか、自分の流儀を通すべきか?
先の後悔と一瞬の逡巡はあれど、カスペンはカスペンであった。
「実戦こそ、ちょうど良い機種転換訓練よ!」
カスペン戦闘大隊に新たに配属された幼さを残すも眼差し清い学徒兵を守るため、母艦に留まることなく、受領後からさしたる間もないMS-14Bにて前線へと飛びたったのである。
結果、Eフィールドの防壁は硬く、多くの艦艇のア・バオア・クー脱出が達成され、戦後の頑強な抵抗運動の戦力確保に貢献しただけでなく、その最前線での指揮と機動防御によって、カスペン機自体は未帰還機となったが、1:6と言う戦力比にもかかわらず、多くの学徒兵が帰還できたのだ。
・・・と言うオレ設定のカスペン大佐像でした。
「機動戦士ガンダム00」新オープニングの歌の下○さに耳がポロリと落ちそうなのと、ネーナ・トリニティがドキンちゃんに見えてしょうがない今日この頃ですが、サプリ塾入塾間もない方は、こう驚いたことでしょう・・・。
・何だこれは!?
・サプリ塾は、サプリとフィットネスのサイトではなかったのか?
・マスターは、ついにおかしくなってしまったのか?
いえいえ、元からこんな感じです。
さてさて、MSIgloo登場のカスペン大佐のややこしいキャラクターは、30分以下の短い尺では、わかり難かったので、「わかりやすくしてゲルググを活躍させてプラモをしっかり売ろうぜバンダイさん!」みないな思いがあるのは、マスターだけでないでしょう。
えーと、写真は、HGUCの量産型ゲルググです。
12月30日から製作し、31日に全塗装。
なんとか、終戦日前の完成に漕ぎ付けました。
合わせ目消しと、ペーパー400〜1200番がけ、塗装、半ツヤ消し仕上げです。
缶スプレー直塗りです。
塗装が剥げている部分は、ウェザリングではありません。
ガシガシ稼動させて遊んでいたら剥げちゃいました。
カスペン機のカラーリングは、グレーとダークグレーのようですが、自分の劇中イメージで、グレーの部分はシルバー、ダークグレーの部分は黒鉄色を使用しています。モノアイやセンサー、バーニア内部は、ガンダムマーカー(メタルレッド)で塗り塗りしました(マーカー塗りが結構面白い)。
デカールは、既製品を流用。なので、髑髏マークがありません。
高機動バックパクも、横から見てはいけない仕様です。
で、このゲルググ。
元もとのデザインと比較的最新の技術も手伝ってか、ウエスト周りが良く動く。
左右だけでなく、前後にも。
ならば、トレーニング講座に使用するしかないでしょう(笑)。
→「ガノタエース3月号」へ続く
→カスペン大佐のトレ講座 前編に続く。
【関連】
月刊「ガノタエース」 1月号
機動戦士ガンダムユニコーン&F91
ガデム艦長のトレ講座
元町に安彦良和原画展が来た!
VSガンダムくじ2007
機動戦士ガンダムMSイグルー#1
機動戦士ガンダムMSイグルー#2
機動戦士ガンダムMSイグルー#3
機動戦士ガンダムMSイグルー#4
機動戦士ガンダムMSイグルー#5
機動戦士ガンダムMSイグルー#6
「マクロスF」でテストステロンアップ!
当時から、愛機をパーソナルカラーに塗り分けていたのが見て取れる。
腰部にヒートホークを帯びている点からも、後方指揮よりも前線を好んだようだ。
宇宙世紀0079.12.31 09:45 宇宙要塞ア・バオア・クー Eフィールド・・・
「推進剤の切れた者は、僚機に05ADまで運んでもらえ。その為のお手々(マニュピレーター)だ!マスかくためのものではないぞ!」
「弾込めしてもらって、おっ立っても、前に出るんじゃないぞ!どうせ、貴様ら童貞共は、1分も保たんのだからな!」
戦後に製作された戦記映画では、エキセントリックなキャラクターとして描かれたカスペンであったが、その実像は、鷹揚かつ豪胆で部下思い、そしてドズル中将揮下の司令官に多々みうけられる自らMSを駆って前線へ躍り出るタイプであったと言われる。
事実、その部下を後ろに回し自分が前に出るスタイルが、皮肉にも先のソロモン戦において自身の命を救ったのだ。陽動を兼ねて単機で敵陣近くまで突出し過ぎた為に、連邦軍が宇宙要塞ソロモン第4頂角基部に放ったソーラシステムに焼かれずに済んだのであった。
「何故、奴らと共に散れなかったのか!」
第6スペースゲート近辺に展開し、そして文字通り跡形もなく消えてしまった部下達。気の置けぬ戦友でもあった彼らを偲べば、自分の采配と単独行動が酷く悔やまれたが、自身を責める間もなく戦況は推移し、その数日後にア・バオア・クー防衛戦を向かえたのであった。
再編されたカスペン戦闘大隊は、Eフィールド防衛に充てられたが、自分は大隊長として後方で指揮に徹するべきか、自分の流儀を通すべきか?
先の後悔と一瞬の逡巡はあれど、カスペンはカスペンであった。
「実戦こそ、ちょうど良い機種転換訓練よ!」
カスペン戦闘大隊に新たに配属された幼さを残すも眼差し清い学徒兵を守るため、母艦に留まることなく、受領後からさしたる間もないMS-14Bにて前線へと飛びたったのである。
結果、Eフィールドの防壁は硬く、多くの艦艇のア・バオア・クー脱出が達成され、戦後の頑強な抵抗運動の戦力確保に貢献しただけでなく、その最前線での指揮と機動防御によって、カスペン機自体は未帰還機となったが、1:6と言う戦力比にもかかわらず、多くの学徒兵が帰還できたのだ。
・・・と言うオレ設定のカスペン大佐像でした。
「機動戦士ガンダム00」新オープニングの歌の下○さに耳がポロリと落ちそうなのと、ネーナ・トリニティがドキンちゃんに見えてしょうがない今日この頃ですが、サプリ塾入塾間もない方は、こう驚いたことでしょう・・・。
・何だこれは!?
・サプリ塾は、サプリとフィットネスのサイトではなかったのか?
・マスターは、ついにおかしくなってしまったのか?
いえいえ、元からこんな感じです。
さてさて、MSIgloo登場のカスペン大佐のややこしいキャラクターは、30分以下の短い尺では、わかり難かったので、「わかりやすくしてゲルググを活躍させてプラモをしっかり売ろうぜバンダイさん!」みないな思いがあるのは、マスターだけでないでしょう。
えーと、写真は、HGUCの量産型ゲルググです。
12月30日から製作し、31日に全塗装。
なんとか、終戦日前の完成に漕ぎ付けました。
合わせ目消しと、ペーパー400〜1200番がけ、塗装、半ツヤ消し仕上げです。
缶スプレー直塗りです。
塗装が剥げている部分は、ウェザリングではありません。
ガシガシ稼動させて遊んでいたら剥げちゃいました。
カスペン機のカラーリングは、グレーとダークグレーのようですが、自分の劇中イメージで、グレーの部分はシルバー、ダークグレーの部分は黒鉄色を使用しています。モノアイやセンサー、バーニア内部は、ガンダムマーカー(メタルレッド)で塗り塗りしました(マーカー塗りが結構面白い)。
デカールは、既製品を流用。なので、髑髏マークがありません。
高機動バックパクも、横から見てはいけない仕様です。
で、このゲルググ。
元もとのデザインと比較的最新の技術も手伝ってか、ウエスト周りが良く動く。
左右だけでなく、前後にも。
ならば、トレーニング講座に使用するしかないでしょう(笑)。
→「ガノタエース3月号」へ続く
→カスペン大佐のトレ講座 前編に続く。
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