
初代HG「ガンダム」インスト登場の「ガンダムフルハッチオープンVer.ka」の如く、モクスハン博士(♀)のお風呂でオーバーホールしてもらうしてもらうのも男のロマンであるが、「趣味じゃないんでね〜♪」と、アレを大人買いした。
初代ガンダムのキャラクターデザイナー・作画監督を務めた安彦良和御大による漫画版ファーストガンダム「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を(※)。
何で今まで一冊も買わなかったかと言うと、ちゃんと最後まで完結しなかったら、嫌だなぁと思っていたからだ。
しかし、あと、少しで完結しそうなので、揃える事にした訳さ。
原作のイメージのままでキャラクターが描写される事が非常に重要である事は、「新訳:機動戦士Zガンダム」や「近藤版:機動戦士ガンダム0079」をみた事がある人に
は、理解できるだろう。
つまり、元祖「機動戦士ガンダム」のイメージのまんま物語に入っていけるのだ。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のその他の特徴は、

・ストーリーのアレンジ
・メカ・モビルスーツのアレンジ(※2)
・キャラクターのアレンジ
など、現代版とも言えるアレンジが入っている点だ。
上記が気に入らない人もいるようだが、普通なら実現しない「安彦御大が描く」と言うその有難き一点の為に、原作ファンや戦中派なら、手放しで100点を付けるべきだろう。
さて、それでも黙ってられないのが、ガノタの定め。
100点は100点だけど、ちょっと気になる点を挙げてみよう。
その1
「ヒップホップの 『悪そな奴は、だいたい友達』 みたいなノリで、シャアやランバ・ラル、ガイア小隊がルウム戦役以前から皆知り合い(サイド7組も)」
これはイカン。特にガイア小隊は、1週間戦争からルウム戦役を経た生き残りの最精鋭がチームを組んだと言う原作の設定が台無しだ。
その2
「少年時代のシャアがスーパーボーイ」
シャアが凄いのは良いのだけど、サイド3の士官学校に入れたのは、自力ではなくダイクン派の工作であって欲しかった。
その3
「シャリア・ブルが小物」
「シャリア・ブルは強いんだよぅ!」ゲーム等で最も過小評価されているのが、このシャリア・ブルだ。富野御大の小説版を持ち出すと原典主義者と言われそうだが、小説版のみならず元祖アニメ版も観察すれば、シャリア・ブルはシャア以上のニュータイプとして描かれているのだ。なのに漫画版では、見事な噛ませ犬っぷりである。
批判ばかりではアレなので、良い点も挙げてみよう。
1、マ・クベがかっこいい。
2、シャアのゲルググが、アムロのガンダムに勝つシーンがある。
3、タチ中尉の出番が多く、そして泣ける。
特に2は、ジオン派やシャアファンには、スカッとするシーンだ。
そんなワケで、漫画版「ガンダム」は、ヤングから戦中派まで、幅広い年代にオススメである。
ちなみに、マスターが選ぶNo.1ガンダム漫画は、「機動戦士クロスボーンガンダム」だ。
2月号へ続く
※ いつも如く送り先をサプマスにしてしまった為、持って帰るのが大変だった
※2 MGのVer.2シリーズのフレーム流用で、Ver.Origin版を出すべきだ!
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