Q:僕のジムには、ベンチブレスやダンベルなどのフリーウエイトに加え、スミスマシンがあります。スミスマシンは、結構、人気があってほとんどの人が利用しています。僕も使用した方が良いのでしょうか?

前回は、その固定された軌道やネガティブパートでの負荷のかけ難さから、もしも、フリーウエイトがあるなら、別に無理して触る必要はないかも知れないと言う話をしました。

今回は、前回と異なり、その長所からスミスマシンを考えてみます。



スミスマシンの長所
「初心者でも扱いやすい1」

軌道が固定されているので、フリーウエイトのように軌道がグラつく事がなく、初心者でも扱いやすい。


「初心者でも扱いやすい2」
たいていのスミスには、カウンターウエイトが内蔵されているので、バーがストンと落ちることがないため、重力加速による思わぬ負荷がかかり難いので、初心者でも扱いやすい。


上記2点から、初心者がフリーウエイト的な感覚を覚える際やその橋渡しとして良いかも知れない。ただし、優秀なドライビングシミュレーターで10回練習するよりも、実車での実戦の方が練習になるように、初めからフリーウエイトデビューする方が手っ取り早いかも知れない。



「高重量が扱いやすい」
軌道が安定しているので、高重量使用時におけるスタビライゼーションの課題が比較的軽く、フリーウエイトよりも重たい重量を扱える可能性がある。また、通常、高重量トレーニングでは、スタビライゼージョンの為に多くの筋群が導引されるが、スミスの場合、それらの使用率が少ないので、特定の筋肉への刺激が得やすい。

これらのことから、フリーウエイトでは成し難い高重量トレーニングやボディビル的な弱点克服などで、特定の筋肉のみにターゲットを絞って負荷をかけたい場合に、スミスマシンは適するかも知れない。


そんな感じで、長所を理解して良いとこ取りするようなアプローチなどいかがでしょうか?

次回は、スミスの隠れた長所に迫ってみましょう。

後編へ続く



【Ex】
スミスマシンしかない! Part.1
スミスマシンしかない! Part.2

【関連】
スミスマシンってどうよ? 前編
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