以前に比べてマスターのプロテイン摂取量は少なくなったが、自分を含めた健康な人がプロテインをたくさん摂取する事に対して、個人的にはそれほど問題を感じない。

ろ過されたホエイの適度な摂取は、胃の保護作用や免疫賦活作用、肝機能向上があるだけでなく、ミネラルの供給源という一端も担うからだ。

しかし、誰もが胃腸が強い上に、血中アミノ酸をグイグイ筋肉に取り込めるようなイージーゲイナー的体質ではないだろう。

プロテインの摂取量を闇雲に増やしてみるのも経験として良いかも知れないが、少々、アプローチを変えてみてはどうだろうか?
そも、運動している人は一般人の2〜3倍ものタンパク質が必要と言われる由縁は

1、運動によって、意外なほど多くの筋肉が分解される

2、その筋肉量から維持に必要な栄養素量日常生活で分解される筋肉量が多い

3、運動による筋合成の活性

主にこれら3点によるものと考えられる。

特に、生命維持以外のエクストラのタンパク質量は、ほとんどが1と2の分解量の総和なのだ。

そこで、これら分解量を減らすことができれば、タンパクの必要量が減り、
「必要タンパク質量−食事から得られるタンパク質=不足分」
プロテインの必要量も減る事になるだろう。

タンパク質の不足を軽減するには、タンパク質のそもそもの必要量を減らせば良い。タンパク質の必要量を減らすには、運動時や日常生活での筋分解を減らせば良いのだ。

それらの達成は、筋分解抑制優先法の序論及び、続きを良く理解し、実践していただきたい。

一般的素養の人にとってのプロテイン摂取は、量から質の時代へと変遷したのだ。

次回からは、質を求める大人のプロテインを紹介しよう(宣伝)。


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プロテイン摂取量再考 前編
マスターのプロテイン利用状況2008