Q:長年ジムに通っていましたが、色々あって家でトレーニングすることになりました。そこで、背中のトレーニングのための器具として、「ラットマシン」か「チンニングバー」のどちらを買おうか迷っています。

背面の筋肉の動きをコントロールしにくいトレーニング初心者や背中の特定の筋肉をアイソレートして鍛えたい場合は、ラットマシンも捨てがたいです。

しかし、ある程度のトレーニング経験を積んでいる場合や何かしらの競技を行っている場合は、チンニングバーが良いでしょう。

さて、今回は、「ホームトレーニング」と言う視点で考えてみましょう。
ラットマシンプルダウンは、何となくカッコイイマシンで、背中のトレーニングには欠かせないイメージがあります。

確かに、あればあったで便利かも知れません。

しかし、ラットマシンは、家庭用マシン販売の分野において、一番クレームの多いマシンのひとつでもあるのです。

理由は簡単で、構造が比較的複雑だからです。

1、ウエイト上部とケーブルを接続する部品。
2、上部の滑車。
3、滑車をフレームに連結する部品。
4、ケーブルそのもの。
5、バー及び、バーとケーブルの連結部分。

稼動部分や負荷がかかる部品が増えると、故障や損耗が発生しやすくなります。

ホームトレーニーは、メンテフリー(※)のジム会員ではないので、耐用年数やメインテナンスの利便性も考えないといけません。

そんなワケで、家で背中を鍛えるなら、稼動部分や摩擦部分がないチンニングバーの方が良いかも知れません。

Part.3へ続く


※ 業務用は丈夫なので、アタックするが如く、しかれど、愛とマナーを持って器具を使いましょうね〜。



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