「筋線維増殖説」

トレーニング行為から長期間離れると筋肉量は次第に減少するが、再びトレーニングを開始し始めると、思った以上に前のレベルまで戻るのが早かったという経験をする事があります。

レベル10の筋量、筋力になるまで、5年かかった人がトレーニングをやめて数年後、レベル1の筋量、筋力から再度トレーニングを開始した場合、元のレベル10に戻るまで5年かかることはまずありません。

あたかも、筋肉が元のデータを記憶しているが如く、数ヶ月から半年ほどで、元に戻ってしまう事があります。

これをマッスルメモリーと呼びます。



マッスルメモリーのメカニズムのひとつに、長期に亘るトレーニングによる筋線維の増殖が考えられます。

1、高強度やネガティブトレーニングがサテライト細胞を刺激し、筋線維の増殖を促す事。

2、長期に亘るウエイトトレーニングが、筋線維の増殖を抑制するミオスタチンの分泌を抑える事による筋線維の増殖。


これらによって、筋線維の数が増えることで、再開してからの筋力や筋肉量が伸びるのが早いのではないかと言われています。

マッスルメモリー　Part.3へ続く



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