クレアチンのサイクルは必要？ ＃7

「クレアチン長期摂取のメリット：本編-2」

今回は、本編の筋肉増強編のその２です。

筋肉が大きく発達する要因として、現在では、「筋線維1本1本が太くなる筋肥大」と「筋線維の数が増える筋線維の増殖」の二つによるものと考えられています。

クレアチンには、筋細胞の水分を飽和させ筋サイズを増やす一次的筋肥大作用と、クレアチン摂取による水分の飽和が筋合成促進のシグナルとなる二次的筋肥大作用があることが知られています。

つまり、クレアチンには、まず、前述の「筋線維の肥大」による筋肥大効果があるのです。

クレアチンの一次的筋肥大効果は、2週間前後で発現及び体感可能な即効性のある作用で、多くの方が2ｋｇ前後の体重増加を経験します。

しかし、クレアチンの二次的筋肥大効果は、筋細胞が十分に水和した後に起こる現象なので、肉体にはっきりとした結果が出るまで少々時間がかかるでしょう。筋合成促進効果による筋肥大が表立って現れるには、時間を要するのです。



なので、クレアチンを1ヶ月程度摂取しては、摂取をやめるようなサイクルでは、クレアチン摂取の醍醐味である二次的筋肥大効果を得にくい可能性があるのです。

このような理由から、一度クレアチンを摂取し始めたなら、少なくとも数ヶ月は使用を続けるべきで、筋肥大が目的ならばノンサイクルの長期摂取が望ましいという理屈のひとつとなります。

＃8へ続く



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