Ｑ：体脂肪を減らすには、炭水化物の摂取量を減らす方が良いのか、それとも脂肪の摂取量を減らす方が良いのでしょうか？

炭水化物を減らすのと、脂肪を減らすのと、どちらが早く体脂肪が落ちるかと言うご質問ですね？

多くのエキスパートは、摂取した（減らした）カロリーが同じならば、差はほとんどないと言及しています。

なので、この手のありがち質問に対するありがちな答えは、「何を減らすかは重要ではなく、何キロカロリー減らすかが重要」といった感じです。
しかし、先週、この様なニュースが飛び込んできました。

要約すると、イスラエルの研究で、2年間の観察によれば、低脂肪ダイエットよりも低炭水化物ダイエットの方が効果が大きかったそうです。

この実験では、ブラインドテストではなく、被験者が自分が何をやっているのか良くわかっているはずなので、「低炭水化物法」のグループの人達は、普段のオヤツにも同様のアプローチで気を使った可能性があるでしょう。

なので、鵜呑みにはできませんが、もしも、「単純に」低炭水化物ダイエットが優れているなら、その原因は恐らくインシュリン分泌の抑制効果ではないでしょうか。

つまり、この実験結果が正しいのなら、炭水化物の摂取に対するインシュリン分泌反応が高い人は、減量のアプローチとして低炭水化物法を選択するのが有効な手立てとなります。

そして、インシュリン感受性改善作用の高いサプリやインシュリン模倣作用のあるサプリを積極的に利用し、インシュリン分泌を減らす事もかなり有効な手段となるでしょう。


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