手長星人幼態さて、外胚葉型と中胚葉型の中間的体型で、速筋体質、おまけにリーチが著しく長い手長星人の困ったチャンは、どのようなアプローチでトレーニングに取り組むべきだろうか?


「ウエイトトレーニングの反復回数は?」
速筋線維が多い場合は、反復回数は少ない方が良いと言われている。そして、自身の経験的には、6レップ以下の重ためのウエイトに反応するようだ。なので、現在のトレーニングは、6レップこなせるかこなせないかの重量を選択している。


「頻度の設定は?」
トレーニング初期の頃は、筋量的にも体質的にも回復が速かったので、同一部位を週に2回トレーニングした時期もあった。現在は、筋量的、強度的理由で、同一部位のトレーニングは、週1回以下である。


「フォーム」
リーチや関節稼動域の関係上、バーン!ドカーン!といった感じではなく、稼動域めいっぱいをヌルヌルヌルと上げ下げするような具合が良いようだ。


以下、より具体的な例を挙げてみよう。



「胸:手長星人の胸トレ2005
胸郭が広く、大胸筋の面積は広いので、多角的刺激が必要。

身長176cmに対して、リーチが190cmを大きく超えるので、バーベルベンチプレスは、大胸筋を刺激するのには不向き(という「自分の判断」)。

手が長いと、プレス系は、不得意なので、「プレスの為のトレーニングなのか?大胸筋を大きくする為のトレーニングなのか?」と言う判断をつける。もちろん、大胸筋のためなので、プレス系にはこだわらない。



よって、大胸筋の大まかなメニューは、

1、インクライン・ダンベル・フライ(プレスの月もある)
2、マシン・チェスト・プレス(偶々「TECA」のマシンがフィットしたから)
3、ウエイテッド・ディップス

といった感じに、大胸筋「上部」「全体」「下部」を順に多角的に刺激している。ベンチプレスの記録を伸ばすことを目標とせず、大胸筋の見栄えやダンベルトレーニングによるスタビライザーの向上などを狙っている。



「背中:手長星人の背中トレ2005
手が長いので、以下のポイントをおさえる。

1、ロウ系は、片手ずつ引く
2、アンダーハンドグリップを多用する

また、リーチが長いと引く種目は比較的得意なので、ひたすら重たい重量に挑戦する。



「脚:手長星人の脚トレ2005
ハムストリングスが元々強い。(自称)脚も長い。

そこで、大腿前面に負荷をかけたいので、フロントスクワットを採用している。

ハムストリングスは、マシントレーニングの負荷では、少々、物足りないので、ハンマーストレングス製の機械でフリーウエイトのようなトレーニングを行っている。



「腕:手長星人の腕トレ2005
胸同様に、バーベルではなく、ダンベルによるトレーニングを採用。

トレーニングを開始しだした頃は、ケーブル種目も行っていたが、何となく回数よりも強度を重視する方が良いようなので現在はフリーウエイトのみ。単関節種目によるアイソレート感が強い傾向だが、あまり熱心にやってない。



「肩:手長星人の肩トレ2005
やはり、マシンやバーベル・ショルダー・プレス系が効きにくいようなので、プレスを行う時は、ダンベルで行うが、プレスよりもアップライト系の方が効くようなので、ダンベル・アップライト・ロウを行う事が多い。

手が長いと、軽い重量でもレイズ系が効きそうなイメージだが何となくやらない。



「代謝とか」
20代の頃は、旺盛な食欲にもかかわらず、中々、体重が増えなかったが、現在は半分座り仕事である事と、30代になって代謝が落ちたせいで、食べれば食べるほど脂肪として(笑)体重が増えるようだ。

回復力に関しては、年齢と共に低下してきたのかも知れないが、近年のサプリメントの発達のおかげか全く衰えた感じがしない。



あと、何だっけ?
参考になった人もいれば、全く参考にならなかった人もいるだろうが、当然であり、究極的な判断は、色々試した上で自分自身で行うべきなので、くれぐれもコメント欄に(以下省略)。

(ついでに、2年半前に書いた手長星人のトレーニングリンクを貼ってみたが、拙いながらも短くまとまっていたりして、ある意味、進歩してないなぁ〜)

#8へ続く



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