
このタイプの人は、
1、体脂肪の比率が多い
2、筋肉内脂肪が多い
3、2と手足の比率から、柔軟性や関節稼動域の制限がある
といった傾向がある。
古典的な対処方法として、中程度の負荷で比較的高回数(レップ)のトレーニングを行って、筋肉内脂肪を燃焼させつつ、関節稼動域を広げていく努力をするのが良いようだ。
このタイプの人は、重心の関係上、腹回りの筋群とその他の筋肉との連動性が高い。この現象自体は、スポーツや競技を行う上では、非常に有利であるが、弱点克服的に特定の筋肉に負荷をかけて鍛える場合に、やや不利となる。
「短所克服的アプローチ」
個人的には、予備疲労法(※)は、100点のテクニックではないが、このタイプの人の弱点克服的ウエイトトレーニングにおいては、有効かも知れない。複合的に筋肉が働くコンパウンド種目において、特定部位に負荷を集中させにくく、ターゲットを意識し難いので、予め単関節種目を用いて標的部位を事前疲労させておけば、複合種目時に目標の筋肉が意識しやすくなり、特定の部位に負荷を集められるかも知れない。
また、予備疲労法によって物理的仕事量は減っても、ターゲットの筋肉への意識付けとそれに伴う神経の発達が起こるだろう(※※)。
「長所伸展的アプローチ」
上記は、特定の弱点を鍛えたり、ボディビルのように全身の発達バランスが気になる場合に有効なテクニックである。ただし、このタイプの人のウエイトトレーニングの醍醐味となれば、話は大きく異なる。その手足や重心のバランスから、バーベルを用いた「ベンチプレス」、「スクワット」などの押す種目において、非常に有利となり、非常に重たい重量が扱えるのだ。
ダンベルやケーブルを用いたアイソレーション種目で地道に弱点を克服するのも良いが、高重量のバーベルトレーニングで記録を更新していく方が筋肉の小さなディテールに拘るよりも楽しいかも知れない。
「何を目指すのか?」
このタイプの人は、特別なトレーニングを行っていないにも関わらず、ウエイト愛好家の誰もが羨むようなカーフ(ふくらはぎ)と前腕の持ち主が多い。競技的に、カーフや前腕が太い方が有利ならば、長所伸展的に更に発達させても良いだろうが、ランナーやスプリンターなどの「走るのが仕事」の場合は、過度の発達を避けるべく、それらをそっとしておいても良いだろう。
何故なら、ヨーヨーを思い出してもらうと解りやすいかも知れないが、末端が重過ぎると余計なモーメントが生まれやすく、素早い動きには不利になるかも知れないからだ。
#6へ続く
※ 予備疲労法は、色んなサイトに詳しく載っているはずです
※※ 特定の筋肉だけを動かす癖が付き過ぎると競技的に困る場合もある
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プロトタイプ「己を知れ」
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また、予備疲労法によって物理的仕事量は減っても、ターゲットの筋肉への意識付けとそれに伴う神経の発達が起こるだろう(※※)。
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上記は、特定の弱点を鍛えたり、ボディビルのように全身の発達バランスが気になる場合に有効なテクニックである。ただし、このタイプの人のウエイトトレーニングの醍醐味となれば、話は大きく異なる。その手足や重心のバランスから、バーベルを用いた「ベンチプレス」、「スクワット」などの押す種目において、非常に有利となり、非常に重たい重量が扱えるのだ。
ダンベルやケーブルを用いたアイソレーション種目で地道に弱点を克服するのも良いが、高重量のバーベルトレーニングで記録を更新していく方が筋肉の小さなディテールに拘るよりも楽しいかも知れない。
「何を目指すのか?」
このタイプの人は、特別なトレーニングを行っていないにも関わらず、ウエイト愛好家の誰もが羨むようなカーフ(ふくらはぎ)と前腕の持ち主が多い。競技的に、カーフや前腕が太い方が有利ならば、長所伸展的に更に発達させても良いだろうが、ランナーやスプリンターなどの「走るのが仕事」の場合は、過度の発達を避けるべく、それらをそっとしておいても良いだろう。
何故なら、ヨーヨーを思い出してもらうと解りやすいかも知れないが、末端が重過ぎると余計なモーメントが生まれやすく、素早い動きには不利になるかも知れないからだ。
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※ 予備疲労法は、色んなサイトに詳しく載っているはずです
※※ 特定の筋肉だけを動かす癖が付き過ぎると競技的に困る場合もある
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