初期案!? 色んなタイプがいます血液型と性格の関連性に関しては、マスターはやんわりとした表現をとったが、人体類型学のシェルドンと言う学者によれば、生まれ持った体型と性格は多少は関係あるそうだ。

人体類型学とは、人間を体型・体質で分類し、考察していく学問であり、シェルドンは人間の体型を3つのタイプに分類している。

データの羅列は好みでないとのたまったが、それぞれの特徴を今回はひたすらに羅列してみよう。



「外胚葉型」

外観:全体的に身体が平たく、スリムな印象。
体質:遅筋繊維が優位。持久系、心肺持久力系。関節稼動域が大きい。
性格:神経質。頭で考えてから行動。

その他:頭と顔は小さめ。首は長くて硬め。前腕が細い。脊椎の生理的湾曲が少なく真直ぐした背骨。ふくらはぎが細い。重心がつま先にかかっている。骨盤が閉じていて狭い。肩幅は広くない。



「中胚葉型」

外観:全体的に厚みがあり、筋肉質で骨太。
体質:速筋繊維が優位。瞬発力系。パワー系。
性格:ワンマン性。勝負に敏感で行動力に富み、動的。

その他:顔つきはゴツゴツしている。肩ががっちりしている。首周りが発達している。前腕が発達している。脊椎は綺麗なS字の湾曲。内転筋が張っている。ふくらはぎが太い。腰部、臀部がたくましい。



「内胚葉型」

外観:全体的に身体が丸みを帯びている。
体質:消化管が発達し、食欲旺盛。筋中脂肪が多い。関節稼動域は狭い。
性格:受身。脳疲労。心配性。第三者の意見を鵜呑みにしない。自己の頭を通したものでないと納得しない。

その他:身体が後方に傾いている。腹部が出ている。各関節が太い。行動(運動)すると食欲が落ち、動かないでいると食欲が出る。重心が踵にかかっている。骨盤が開いている。腕を後方に引いている。


さて、皆さんは、どのタイプに当てはまるだろうか?
もちろん、全ての人が3タイプに分けられるわけではなく、人それぞれ3タイプの特徴を混合しているはずであるが、大体の傾向を掴むのに役立つはずだ。

ちなみに、マスターは、外胚葉と中胚葉の中間的体型と体質だ。

次回は、前回のリーチとこれらの体型を加味したトレーニングアプローチを探ってみよう!

#3へ続く


参考:月刊フィジーク1998年10月号


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