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えせトレーナーのトレーニング講座 Vol.10
「コレだけはやっておこうエクササイズシリーズ 5」


女性が男性の身体を見て、無意識に目を留める部分No.1は何処だろう?

「それは尻である」と言われることが多いが、どうやら本命は「指」のようである。指の長さやその比率、左右対称性には、免疫力やテストステロンレベル、精子の性能と生産数などの生殖能力が現れていると言われ、隠れたセックスアピールとも言えなくも無い。

しかし、男性の尻も指と同様に、免疫力と生殖能力の表現型であり、女性に対する意識的あるいは、無意識のセックスアピールの上位である事は、未だゆるがないだろう。

尻周りの贅肉蓄積や筋量不足による下がったヒップラインは、テストステロンレベル低下や下半身への血流や栄養状態が悪い事、パラサイトに寄生されている可能性を如実に表す強烈なシグナルとなって女性に受信される事であろう(点数が下がる)。

事実、腹周りを気にかける男性に次いで、尻周りの贅肉やヒップラインを気にする男性が意外なほど多い。

これらの人々の「真の目的」が美容のためか、女性の目が気になるのか、はたまた、「別」であるかはさしたる問題ではないほどに、尻周りの筋肉の強化は、アスリートならずとも、一般の日常生活においてのパフォーマンスを高めるので、尻周りは誰でも積極的に鍛えたい部位でもある。

ちなみに、指の問題はどうにもならないが、尻周りは鍛えれば鍛えるほど改善するし、結果さえ出れば、女性の意識上、無意識上の点数が上がる事うけあいである。



「パフォーマンスアップと点数アップの両方を目指す」

尻周りを鍛えるのに、何から始めるか?
ヒップ専用マシン?

そんな女性用の生温い部位別エクササイズマシンでは、凡庸から隔絶したヒップを手に入れることはできないし、何より実用性に欠ける。どうせやるなら、競技から日常生活において、パフォーマンスが向上するような一挙両得的種目を選択したいものだ。

ところで、多くの人が思い違いしている部位のひとつが、ハムストリングスである。大腿裏側のハムストリングスは、膝を曲げる「屈筋」と言う観点から、ハムを鍛えるならレッグカールが選択される事が多い。

しかしながら、ハムは「股関節伸展」、つまり、曲げた股関節を伸ばす働きを持っているのだ。そして、このパフォーマンスアップに重要な機能は、先に挙げた部位別エクササイズマシン同様、レッグカールでは完全に鍛える事ができない。

そこで、登場するのが、男が気になる「大臀筋」と「尻の下側(ハムストリングス上部)」がハードにかつ一度に鍛えられる、競技者のパフォーマンスアップも可能な種目・・・後略(※)

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