エピソード1
スポーツクラブやジムに通うようになり、そこそこのトレーニング知識を身に付け、栄養摂取にも少々気を付けるようになった頃には、自分よりもかなり大きな身体を持つ古株方に話しかけようと思う好奇心が沸くものである。

「何故、彼らはアアもデカいのだろうか?」


古株先輩方の役に立ちそうなトレーニング談義はさて置き、ここで運悪く、

「それは、プロテインを沢山飲んでいるからだよ」

「筋肉をつけようと思ったら、プロテインを大量に摂らないといけない」

「いやいや。プロテインなんて要らない。飯をとにかく沢山食べるんだ!」


等の古き良き名言に出会ってしまい、それを妄信してしまった方も多い事だろう。


彼らの発言は、間違ってはいない。
事実、それらによって、彼らは身体作りに成功したのだから。

しかし、それらの古き良き手法は、彼らのような偶々同化ホルモンレベルが高く、消化能力に優れた人々にのみ効果があったのだろう。

そして、あなたが話しかけなかった長年同じ身体のジムのヌシも同じように「プロテインの大量摂取」や「過食」を行っていたのかも知れない。


さて、あなたの場合は、どうだろうか?

人並みはずれた胃腸と高い同化ホルモンレベル、高い経済力の持ち主なら、いにしえの呪術に挑戦しても良いかも知れない。

エピソード2
ある時、サプリマスターに旅人が立ち寄った。

彼は、ファインラボのプロテインをみて、

「こんなの売れるのか?」

「俺は、●●のプロテイン(アメリカ直輸入)の10kgのヤツを10年間飲んでるけど?」


と言うような内容の発言をした。


そこで思ったのは、「主旨がズレてない?」という事だ。

「その有難いプロテインを10年飲み続けたのに、身体変わってないよね?」



マスターの話
世の人々が信じているような「結果が出るプロテイン」と言うのは中々、作るのが難しいどころか、そもそもタンパク質食品に性能を問うのが酷です。

また、イージーゲイナー的体質の人にはプロテインの大量摂取による古典的手法も今だに有効ですが、胃腸が超強い訳ではない多くの方々には、有効ではないと思う今日この頃です。

後編へGo!



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