【前回のおさらい】
Q:夜間、自転車のライトをなぜ灯火しないといけないのか?
A:暗い夜道を照らすため?否。相手に自分の存在を気付いてもらうため。それは、すなわち自分自身のため。
Q:車のウインカーは、なぜ発信するのか?
・・・ブレーキを踏んでから、指示器を出しても後続にとっては、ほとんど意味のない事を考えてみれば、自ずと答えにたどり着くだろう。
【今回の話】
スイミングの指導で、グライドキックと言う基本泳法があります。頭の上に伸ばした両腕で二等辺三角形を作り、顔を水に付けた伏し浮き状態でキックをします。この時、アゴが引けて、頭を水に没する事ができれば合格です。この基本泳法は、何となく漫然と実施される事が多いのですが、実は非常に重要です。
アゴが引けず、頭が水面からかなり出てしまうのは、あまり良くありません。
まず、クロールで息継ぎする際に、アゴを引いて行わないといけないのですが、ゲライドキックでアゴを引けない子は、これができません。次に、アゴを引けない、水中に頭を沈められないと言うのは、水をまだ恐れている心理の表れでもあります。
グライドキックをオマケで合格しても、今度はクロールの息継ぎができないので、次のクロールクラスのヌシになってしまうのです。キックが立派でも駄目なのです。この場合、アゴが一番大事なのです。
そんなワケで、一見、何の変哲も無い水泳の基本中の基本グライドキックにも、ちゃんと目的や意義があるのです。
Q:夜間、自転車のライトをなぜ灯火しないといけないのか?
A:暗い夜道を照らすため?否。相手に自分の存在を気付いてもらうため。それは、すなわち自分自身のため。
Q:車のウインカーは、なぜ発信するのか?
・・・ブレーキを踏んでから、指示器を出しても後続にとっては、ほとんど意味のない事を考えてみれば、自ずと答えにたどり着くだろう。
【今回の話】
スイミングの指導で、グライドキックと言う基本泳法があります。頭の上に伸ばした両腕で二等辺三角形を作り、顔を水に付けた伏し浮き状態でキックをします。この時、アゴが引けて、頭を水に没する事ができれば合格です。この基本泳法は、何となく漫然と実施される事が多いのですが、実は非常に重要です。
アゴが引けず、頭が水面からかなり出てしまうのは、あまり良くありません。
まず、クロールで息継ぎする際に、アゴを引いて行わないといけないのですが、ゲライドキックでアゴを引けない子は、これができません。次に、アゴを引けない、水中に頭を沈められないと言うのは、水をまだ恐れている心理の表れでもあります。
グライドキックをオマケで合格しても、今度はクロールの息継ぎができないので、次のクロールクラスのヌシになってしまうのです。キックが立派でも駄目なのです。この場合、アゴが一番大事なのです。
そんなワケで、一見、何の変哲も無い水泳の基本中の基本グライドキックにも、ちゃんと目的や意義があるのです。
さて、トレーニングにおいても、「この種目は、何のために行うのか?」と考えて行ってみると面白いでしょう。「何のため?」「どこの?」「どのカテゴリ?」「何故、今?」などと考えながら行えば、トレーニングの流れやメニュー作りも違ってくるはずです。
胸のトレーニングの日。
第一種目「バーベル・ベンチ・プレス」
第二種目「ダンベル・ベンチ・プレス」
第三種目「マシン・ベンチ・プレス」
・・・といったメニューは組まないはずです。
そんな感じで今回は、皆さんも何のためにコレをやるのかと言う意味や意義を考えながらトレーニングを行うと面白いですよ・・・と言う話でした。
え?もっと具体的にって!?
・・・では、今日は、背中のトレーニングの日です。
皆さんは、まず、何から始めますか?
そうですね。
第一種目として一番人気があるのは、「ラットマシン・プル・ダウン」でしょう。
では、何故、第一種目に「ラット・マシン」を採用したのですか?
初心者である場合は、
「トレーナーが・・・」
「皆がやっているので、何となく」
「何か動作が簡単で楽だから」
と言う回答が返ってきそうです。
ラット・マシン採用の理由は、多種多様で良いと思います。
1、肩甲骨を広い範囲で稼動させやすく、全体のウォームアップを兼ねて
2、上から引く動作が苦手なので、筋優先法的に
3、チンニングよりも、アイソレート感があるから
4、チンニングをできる環境ではないので、その代替として
5、チンニングの回数がこなせないので、デビューに備えて
等々、色々、あるでしょう。
理由1と2なら、「チンニング」もあるんじゃね?理由5なら、1回しかできなくても良いからチンニングに挑戦しよう!・・・などと、目的やコンセプトが明確ならば、目的に対する別のアプローチを考える事が可能となり、トレーニングの幅が増えることでしょう。
それに対して、良くないのは、「何となく」「皆がやっているから」と漫然とそれを行う事です。漫然と方向指示器を発信し、皆がやっているから優先座席でメール・・・と言ったようなトレーニングになっては、効果そのものよりも、まず、それってホントに楽しいの?ってなりませんか。
【関連】
トレーニングを有意義に変えるヒント 序
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第一種目「バーベル・ベンチ・プレス」
第二種目「ダンベル・ベンチ・プレス」
第三種目「マシン・ベンチ・プレス」
・・・といったメニューは組まないはずです。
そんな感じで今回は、皆さんも何のためにコレをやるのかと言う意味や意義を考えながらトレーニングを行うと面白いですよ・・・と言う話でした。
え?もっと具体的にって!?
・・・では、今日は、背中のトレーニングの日です。
皆さんは、まず、何から始めますか?
そうですね。
第一種目として一番人気があるのは、「ラットマシン・プル・ダウン」でしょう。
では、何故、第一種目に「ラット・マシン」を採用したのですか?
初心者である場合は、
「トレーナーが・・・」
「皆がやっているので、何となく」
「何か動作が簡単で楽だから」
と言う回答が返ってきそうです。
ラット・マシン採用の理由は、多種多様で良いと思います。
1、肩甲骨を広い範囲で稼動させやすく、全体のウォームアップを兼ねて
2、上から引く動作が苦手なので、筋優先法的に
3、チンニングよりも、アイソレート感があるから
4、チンニングをできる環境ではないので、その代替として
5、チンニングの回数がこなせないので、デビューに備えて
等々、色々、あるでしょう。
理由1と2なら、「チンニング」もあるんじゃね?理由5なら、1回しかできなくても良いからチンニングに挑戦しよう!・・・などと、目的やコンセプトが明確ならば、目的に対する別のアプローチを考える事が可能となり、トレーニングの幅が増えることでしょう。
それに対して、良くないのは、「何となく」「皆がやっているから」と漫然とそれを行う事です。漫然と方向指示器を発信し、皆がやっているから優先座席でメール・・・と言ったようなトレーニングになっては、効果そのものよりも、まず、それってホントに楽しいの?ってなりませんか。
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