総合格闘技はフィジカル勝負の時代に Part.8
〜過酷な減量での失敗…そして次回の課題編〜


先月分の前編では、ウェルター級の77.1kgで試合をする際の調整方法を紹介してもらいましたが、今月の後編は未知の階級(ライト級の70.3kg)に初めて挑んだ際の調整方法を紹介してもらっています。
総合格闘技はフィジカル勝負の時代に
〜過酷な減量での失敗…そして次回の課題編〜


サプリマスターユーザーの皆さんこんにちわ〜今回は今年の1月30日のパンクラス後楽園大会で未知の階級(ライト級・70kg以下)に挑んだ際の調整方法について、前回の〜前日計量の競技に適した減量編〜をお読み頂いているという前提で書いていこうと思います。
 
 まず僕がなぜウェルター級(日本では75kg、アメリカでは77.18kg)からライト級(70kg)に階級を変更したかについて…以前このコラムでも書かせて頂きましたが〜去年の7月・8月にアメリカのウィスコンシン州にあるフリースタイルアカデミーという道場に格闘技留学(滞在期間は50日で練習はもちろん試合も4試合しました)した際の影響が大きかったです。
 前回のコラムでも紹介しましたが…去年までは通常体重が84kgくらいありました。アメリカでも試合間隔が短かったので常に節制はしていましたが80kgを下回るのは試合前日の計量日だけでした。

にも関わらず…アメリカでは初めて会った選手には大抵「試合はライト級でやってるんだろ」と言われました。逆に僕らからすると「俺と同じウェルター級の選手かな〜」と思った大抵の選手が一階級下のライト級の選手で「普段は82〜83kgはあるけど試合の時は70kgまで落とすぜ〜減量期間は二週間くらいでノープロブレムさ〜最後は水分で5kgくらいは落として試合当日には80kgくらいまで戻すんだ。」という…まぁ日本人の常識ではなかなか考え難い返答が当たり前のように返ってきました。

またウィスコンシン州に滞在中にウェルター級で四試合しましたが〜1戦目から3戦目の相手は三人とも身長は182cm以上で〜3戦目の相手は188cmありました。4戦目の相手は身長こそ177〜178cmくらいでしたが…見た感じベンチプレスで150kgくらいは挙げそうな体型でした。

そんな状況を知ってしまうと「ウェルター級は自分の階級ではないな〜…」と考えて階級変更を決心しました。

 日本に帰ってきてマネージャーに階級変更の意志を伝えて、今後はライト級で戦う事に決めました。

 そして遂に1月30日にパンクラスでライト級での試合が決定しました〜試合が正式に決まったのは1月の第一週くらいでしたが、ちょうどクリスマスイブの日に「たぶん1月30日はライト級で決まりそうだから準備はしといてね」と言われました。

その時点での体重が82kgでした。70kgまで落とすのは初めてだったので…「本当に落ちるのかな〜」という不安がかなりありました。

 連絡を受けてすぐに減量を開始しました。
 具体的には…練習前以外は食事から炭水化物を極限までカット〜毎日の練習前の走り込みの量を普段の6kmから10kmに〜サプリメントとして減量期限定のイグナイトとBCAAを大量(普段の倍くらい)に摂取〜ウェイトトレーニングを週三回から四回に〜etc…って感じで減量の初期からかなり気合いを入れた内容で取り組んでいましたが…まずはここが最初の失敗だったと思います。

・・・中略・・・※

 最後に…どんなに過酷な状況でも「自分の体をより良く理解して〜最適な調整をしていくか!!(※※)」それが本当に重要だと思いますので〜皆さんもより良く自分の体を理解して、試合前の最適な調整方法を見つけてください(^_-)

 それでは皆さん〜今回はこの辺で〜ご機嫌よう〜さようなら〜(^O^)


※ 更に詳しい内容は、店頭及び通販でお買い上げの際に、付属します。

※※ この辺の感覚は、マスターも非常に共感します。なので、早くあの続きをかかねばと


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