
マスターの格好は、半袖Tシャツ&ハーフパンツ。
そして、何故か水陸両用シューズ。
どんだけ、夏を先取りしているんだと言う格好。
ふと、ワイフを見ると、同じメーカー、同じ色、似たような柄のTシャツを着ている。
ぺ、ペアルックみたいヤン!
しかし、気付いた時は、時既に遅し。
つり橋渡って、トンネルを抜けると、そこは秘密の海岸。
恥ずかしい格好をしている時に限って、知人と遭遇するのが世の常。
でも、今日は海に行くだけだから、誰にも会うはずが無い。
夏を待ち切れない格好もペアルック風もなんともない。
「海岸トレッキング」だ。
ひー!
まだ、冷たい。
・・・と、これまでの話は、実はある目的の過程で発生しただけで、本当の目的は・・・
どうしても、その海岸に自生している「つわ」を採りたかったらしい。
「つわ」とは、「ふき」に似た感じの植物で、茎の部分を煮て食べる。
そんな訳で、母は海岸に面した山の斜面を登りに登った。
1個食べては、また1個・・・とついつい食べ過ぎてしまうくらい旨かった。
春〜夏の牡蠣は、問題があるので、人には勧めない。
実家に戻り、近所のスーパーへ買出しに行くことになる。
スーパー「マルナカ」には、くまちゃんポテチが売っているので仕方ない。
買い物をしていると、
「斉藤コーチ!」
15年前、スイミングで教えていた女の子と再開。
しまった!寒いのに半袖、半パン。
素足にマリンシューズ・・・そしてペアルックだ。
15年振りに再会した22歳の女の子に失礼かもしれないが、思わず、昔のように髪がグチャグチャになるほど、何度も強く頭をなでた。