昨日だったか、一昨日だったか、夜中の地震で起されました。
そこで思い出したこんなエピソード。

何年も前、とあるジムでトレーニングしていた時の話です。
ある時、巨大なフレームから構成されるストライブ(※)の「チェストプレスマシン」にて、フルスタックのトレーニングをしていました。

フルスタックでも少々負荷が物足りなくなってきたな・・・と思った矢先、ついぞ、フレームが軋んでマシンまで動きだしたのです!

「いよいよ、マシンごと持ち上げてしまったか・・・」
後でわかったのですが、トレーニング中に地震が発生していたようです(フリーウエイト中じゃなくて良かった)。

そりゃそうだ。
マシンが動くわけないか(※2)。

しかし、とある大手マシン販売メーカーの社長の考えに触れていれば、僕じゃなくてもそんなお馬鹿な勘違いをしてしまうかも知れません。

社長曰く、
「トレーニングとはね。マシンを壊すつもりでやらないといけないんだ。それに、そんなつもりで、トレーニングしてもウチのマシンは壊れないんだよ!」

つまり、マシンを利用してウエイトの上げ下げ運動をするのではなく、マシンそのものにぶつかって行くような勢いでアタックするかの如くトレーニングに臨みましょうという意味です(マシンを乱暴に扱うのとは違う)。

そんなワケで、地震事件の時も、現在も強度は違えど、「マシンに対してアタックする」ような気構え(※3)でトレーニングしています。


※ 可変抵抗式なので、変形カムの9番を使用すると、フルでも簡単にウエイトが挙がる
※2 ロウイングのマシンは、下手にやると動いてしまう
※3 気合とは違う