白狼ロードバイクのタイヤは、一般道を走るには、少々、心もとないくらい細い。

その細さ故に、道路上に散らばるあらゆる異物によって、いとも簡単にパンクする。驚くなかれ、1立方センチメートルの小石を弾いただけでも、穴が空くと事があるのだ。

ロードバイクを一般道で、パンクさせずに乗る為には、常に何メートルも先の路面の状況をリアルタイムで把握しないといけないだけでなく、予測しないといけない。

次に、ロードバイクは、普通車なら乗り越えられる段差も乗り越えることができないばかりか、僅かな段差の影響も受ける。信じ難いことかもしれないが、道路に描かれた横断歩道などの「白線」すらも、スピードを奪われる大きな障害となるのだ。
そして、その細いタイヤ故に、マウンテンバイクのような制動性能や旋回性能は、全く期待できない。ある程度のスピードでのコーナリングは、MTBのような力任せでは、クリアできない。よって、コーナーや信号、一旦停止の前には、早めの減速はもちろんの事、その前の無駄な加速をしない為の予測が必要となる。

(ちなみに、MTBのような急制動、急旋回、段差越えなどの変化自在の機動ではなく、間断ない予測と気付きによる、無駄を一切省いた一撃離脱こそが、ロードバイクの醍醐味なのである)

また、最近のロードバイクの変速器は、27段変速が主流で、慣れないうちは少々操作が煩雑である。変速タイミングが遅れると、たちどころにスピードと体力をロスしてしまう。変速をスムーズかつ的確に行うこともまた、ロードバイクを速く走らせる要であるが、これもまた絶え間ない気付きと予測による状況判断に支えられてこそなのだ。

つまるところ、ロードバイクを安全に速く乗るためには、路面状況に対する気付き、周囲に対する気付き、加速減速タイミングの気付きと言う状況把握のみならず、道路のカオス的な状況変化に対する先読みを含めた流動的状況判断が瞬時に行われないといけない。

ロードバイクは、名前からくるイメージのような道路の王様ではなく、一般道においては、安全に速く走らせるのが極めて難しいのである。しかし、これらの問題に対して確固たる主体性を持って克服に当たれば、街中で最も速い脚となるのだ。

#4へGo!

※ 速いと言うのはトップスピードではない & 安全というのは、道公法上もあるが単純にパンクするかしないかという快不快レベルの話


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