リーンボディキーパー 販売開始当初から相変わらず、アルファリーンの人気が高い。
 リピート率も高い。リピート率が高いという事は、体感が高いのか?

 電話でメーカーさんと話す。メーカでもアルファリーンが人気があり、体脂肪率が下がったというフィードバックが数多く寄せられているそうだ。

 店頭でメーカーさんと話す。プラシーボかどうかの見極めが自分でできる契約アスリートやジムのオーナーの評判が著しく良好で、皆一様に喜んでいるとのこと。

 ・・・で、マスターは、どうなの?どういう感想? 
「うそ〜ん。そんなに効果あるの?」
 僕も最初はそう思いました。発売当初の使用開始直後の反応こそ非常に良かったのですが、それから1.5ヶ月ほどはあまり変化がなかったからです。

 しかし、12月までに使用暦を重ねるにつれて、あれよあれよと体重が落ちていきました。特に10月後半からの体脂肪の減少には眼を見張るものがあり、毎年、年末の体重が86〜88kgなのに対し、今年は81kgしかないのです。

 特に減量をしているつもりは全く無く、食べる量は例年同様で、ポテチも食べています。しかも、体重減少時に最も重要なポイントとなる使用重量やトレーニング強度は、以前と変わりません。つまり、パワーウエイトレシオが例年よりも高くなっていたのです。

 当然、減量期ではないので、イグナイトやファイナルバーンなどのハイスピードで体脂肪を減らすファットバーナーは摂取しておらず、GCSも夕食時のみの摂取でした。

 この変化は、アルファリーンだけでは説明がつきません。考えに考えた結果、どう考えても、10月から摂り始めた「O3」との相乗効果以外考えられないのです。食事、サプリメンテーション、トレーニングは、ほとんど例年通りで、唯一の変化は「アルファリーン」と「O3」が加わった事だけなのです。

 しかし、これらの不思議な現象の説明も少し頭を使えば簡単で、この二つの必須脂肪酸含有サプリは、まず、共通してPPAR-α受容体活性化作用を持ちます。PPAR-α受容体が活性化されれば、脂肪酸の酸化が速まる他に、分子の大きな脂肪酸の酸化も高まります。これは、特に食事からの脂肪を燃料として使用する率が高くなるので、僕のようにストイックな食事制限をしておらず、ある程度の脂肪を摂取する者にも効果を発揮するという事です。

 そして、次に「O3」も「アルファリーン」も、筋肉のインシュリン感受性を高めつつ、脂肪細胞のインシュリン感受性は鈍らせるので、筋肉へは栄養素が供給されやすく、逆に脂肪細胞は兵糧攻めになるのです。この現象は、正に「体脂肪を減らすならまず、脂肪細胞の合成を抑制すべし!」という、サプマス理論に適います。

 また、「O3」のオメガ3脂肪酸は、血液粘度調節や細胞膜の調整作用によって、栄養成分やアナボリックホルモンの筋肉への取り込みを高める作用を持ちます(詳しくは、O3解説 筋肉編にて)。体重は減ったのに、筋力が維持でき、結果的にパワーウエイトレシオが向上した事も納得です。

 これらの作用やそれが及ぼす結果を実感するには、その作用順序や体組成改善にはある程度時間がかかるので、少々、時間がかかります。ただし、年間を通して良いコンディションを維持したい方や長い目で見て体脂肪を減らして筋肉をコンスタントに増やしていきたい方にとっては、必須の基本サプリとなることでしょう。

【関連】
徹底解説「アルファリーン」
徹底解説「O3」

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タンパク質編 その1
タンパク質編 その2
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