Q:ここ半年、いや、1年ほど腕が全く成長しません。どうしたらいいでしょうか?


腕のトレーニングが好きな人は結構多いもので、ジムを見渡すと大抵のトレーニーは、腕のメニューをフルコースで行っています。いや、それ以上にオプションも追加しているようです。

腕に限った事ではありませんが、種目やセット数を減らした方が良いでしょう。

ポイント1「種目の選択」

回復を劇的に促進するような何か特別なオプショナルサプリや「超回復ブースター」でも使用していない限りは(あるいは使用中であっても)、腕の種目は2種目まで良いのではないでしょうか?

ウエイトトレーニングにおいて、あまり具体的に例を挙げるのは、全く意味のない事ですが以下にイメージを記してみます。


 
第一種目は、重たい重量を扱いやすい種目を使用重量重視で。

上腕二頭筋なら「バーベル・カール」「ダンベル・カール」「マシン・カール」

上腕三頭筋なら「ウエイテッド・デップス」「ライイング・エクステンション」「ナロー・ベンチ」

丁寧に行うのは当然ながら、(矛盾するようですが)多少のチーチングを用いて少しでも使用重量の増加を狙います。



第二種目は、ストレッチ種目をやはり使用重量を重視しながら、第一種目よりもストリクトに。

上腕二頭筋なら「インクライン・ダンベル・カール」

上腕三頭筋なら「ダンベル・フレンチプレス」「45°・ライイング・エクステンション」

ストレッチ種目は、種目の選択肢が少ないのですが、最も重要な種目です。もしも、今まで採用していなかったら採り入れるべきです。ここでも重要なのは、使用重量です。ただし、第一種目よりも丁寧に動作を行います。

そして、時期によっては、ストレッチ種目を第一種目に持ってきても良いでしょう。



「ケーブル・カール」「マシン・カール」「ケーブル・プレスダウン」・・・どうしても簡単かつ楽に行える種目に走りがちですが、それらはひとまず置いておいて、これらに挑戦してみましょう。

ちなみに、手(リーチ)が長い人は、この話も多少は役に立つと思います。

#3へ続く



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