女王とウエイトトレーニング・・・
「も、もうイッチョ、もうイッチョ・・・お願いします!」
なんだかドMのウエイトトレーニーが、女王様にフォーストレップをオネダリしているようなタイトルですが全然違う話です。
「も、もうイッチョ、もうイッチョ・・・お願いします!」
なんだかドMのウエイトトレーニーが、女王様にフォーストレップをオネダリしているようなタイトルですが全然違う話です。
さてさて、棒高跳びは、短い時間に大きな仕事をする「瞬発系」です。短い時間で体内のエネルギー源が総動員されます。この時、活躍するのが、筋肉内に蓄えられたクレアチンリン酸とクレアチンです。
まず、これらの蓄積量が多い方が、瞬間的に発揮する力が大きくなります。
次に、クレアチンリン酸とクレアチンのストックが多い方が、インターバルの間により多くのATPを回復させる事ができ、競技後半のパフォーマンスが落ちません。
予選や本選で何度も何度も飛ぶ一般的な競技スタイルは、クレアチンリン酸とクレアチンの消費が激しく、エネルギー源は減っていく一方です。
エネルギー源だけに限った見方をすると、後半になればなるほど、強い筋力を発揮しにくくなります。
つまり、最高記録やより高い高さの記録が出にくい。
女王の競技スタイルは、エネルギー温存型と言えるでしょう。
競技後半でも高いレベルで、筋中クレアチンリン酸濃度とクレアチン濃度を保っています(だって、ほとんど飛んでいないんだもん)。エネルギー源だけから考えれば、当然、この方式の方が後半に高いエネルギーを出力しやすくなります。
事実、女王は本選でも早々に他者を引き離す記録を出して優勝を決め、残りの試技は全て自己記録の更新に充てていました。
これらの話は、エネルギー残量だけで論じているので、本当のところはどちらがベストとは言えませんが、この競技スタイルの違いは、実はそっくりそのままウエイトトレーニングに当てはまるのです。
後編へGO!
【関連】
女王とウエイトトレーニング 前編
女王とウエイトトレーニング 中編
女王とウエイトトレーニング 後編
プロジェクトATP 序章
プロジェクトATP その1
プロジェクトATP その2
まず、これらの蓄積量が多い方が、瞬間的に発揮する力が大きくなります。
次に、クレアチンリン酸とクレアチンのストックが多い方が、インターバルの間により多くのATPを回復させる事ができ、競技後半のパフォーマンスが落ちません。
予選や本選で何度も何度も飛ぶ一般的な競技スタイルは、クレアチンリン酸とクレアチンの消費が激しく、エネルギー源は減っていく一方です。
エネルギー源だけに限った見方をすると、後半になればなるほど、強い筋力を発揮しにくくなります。
つまり、最高記録やより高い高さの記録が出にくい。
女王の競技スタイルは、エネルギー温存型と言えるでしょう。
競技後半でも高いレベルで、筋中クレアチンリン酸濃度とクレアチン濃度を保っています(だって、ほとんど飛んでいないんだもん)。エネルギー源だけから考えれば、当然、この方式の方が後半に高いエネルギーを出力しやすくなります。
事実、女王は本選でも早々に他者を引き離す記録を出して優勝を決め、残りの試技は全て自己記録の更新に充てていました。
これらの話は、エネルギー残量だけで論じているので、本当のところはどちらがベストとは言えませんが、この競技スタイルの違いは、実はそっくりそのままウエイトトレーニングに当てはまるのです。
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女王とウエイトトレーニング 前編
女王とウエイトトレーニング 中編
女王とウエイトトレーニング 後編
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