前回までのあらすじ】
 高性能プロテインって何?
 プロテイン性能って意味あるの?

 プロテインは、元々、タンパク質を安価かつ楽チンに摂取するための手段なので、「性能」とか「効果」とか言われてもなぁ〜。まさか、タンパク質含有量=性能っていってんじゃないでしょうね、リープヘン?

 あえて、挙げるなら、H&Fの「バイオアクティブホエイ」とファインラボの「ホエイピュアアイソレート」は、それぞれ方向性は違えど正しい進化をしたプロテインです。
【トレーニング前後の栄養補給に呼ばれるのは誰?】
 現在、トレーニング直後のプロテイン補給よりもトレーニング前からトレーニング最中にかけての栄養補給が筋肉の発達やパフォーマンスアップに最重要であることは周知の事実です。
 
 つまり、トレーニング前にEAA、トレーニング最中にBCAAを摂取することが筋肉を付ける上で最も大切なのです(※)。

 トレーニング直後の速やかな栄養補給も依然重要ですが、そのタイミングにおいてもEAAやその他アミノ酸の方がプロテインよりもベターです。となると、今までプロテインに求められていた迅速性はあまり重要ではなくなってきます。



【21世紀のプロテイン像】
 もしも、「トレーニング前後の適切な栄養補給によって、アナボリズムをコントロールできる!」「トレーニング前〜後の各種アミノ酸補給こそがベスト」と言う方法、手段が広く普及した場合、プロテインのあるべき姿はどのようなものでしょう?

 「バイオアクティブホエイ」のようなアナボリックプロテインや「ホエイピュアアイソレート」のようなシンプルイズベストプロテインも魅力的ですが、僕としてはより機能性の高いオールインワンプロテインが理想です。

 現在、この世には、「プロバイオティック」や「プレバイオティック」が添加されたお腹の調子を整えるプロテインも製造されています。これらをもう少し発展させた「シンバイオティック」を加えたプロテイン、欲を言えば免疫賦活作用のある栄養素を更に加えたプロテインが理想です。

 飲めば飲むほど、続ければ続けるほど、健康に。そして長生きできそうなプロテイン。そんなのが出ないかなぁと思いますが、現実はまだまだ厳しく、プロテイン迷走の時代、プロテイン混迷の時代(※※)はつづくのでしょうね。


※ 目的や強度、運動時間に応じて糖質の量を調節
※※ 一部商品などは、消費者をワザと混乱させている感がありますよね


【関連】
プロバイオティック、シンバイオティックって何だ?


【プロテイン A to Zシリーズ】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10

【関連 その2 運動前〜運動直後の栄養補給】
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