水泳や競泳と言えば、心肺機能や筋持久力と言ったイメージがあります。事実、そうです。しかし、種目や距離にもよりますが、速筋繊維のパワーも必要とします。

 バタフライなどは特に顕著で、いくら丘の上でフォームを再現できても、筋力がなければ水の抵抗の前では全く歯が立ちません。多くの方が水泳のレッスンに参加してもバタフライを習得できない理由のひとつです。

 要するに、競泳とは持久系であり、瞬発系でもあるのです。
 また、水の冷却効果による筋温の低下によって筋の収縮速度が低下するので収縮速度の大きな速筋線維の働きが重要とも言われています。

 つまり、競泳(水泳)は、体脂肪を利用した持久運動と捉えられがちですが、距離によっては筋中グリコーゲンを主とする解糖系運動と捉えることができます。よって、(種目、距離にもよりますが)体脂肪の利用率は少なく、体内に蓄えられたグリコーゲン量勝負とも言えます。

 そこで、運動中の体脂肪の利用率を高めグリコーゲンを温存する効果の高いBCAAが大活躍するわけです。当然、絶えず全身を動かす厳しい練習中の筋肉の分解による損失を防ぐ効果も目的のひとつです。

 練習自体の消費カロリーは、莫大なものとなるので、基本的には他のスポーツに比べカロリー制限はない方です。むしろ、カロリーが足らない人が多いかもしれません。そこで、カロリーを極限までカットしたプロテインよりも、食事をふんだんに摂取した方が良いと思います。

 と言うわけで、水泳、競泳をやっている人に1品だけ、サプリマスターがサプリを選ぶならプロテインではなく「BCAA」です。と言う話。
 
 さて、ここまで読んでいただければ解ると思いますが、クイズです。
 水泳選手がBCAAにもうひとつ加えるなら、何がいいでしょうか?

 やっぱ、クレアチンでしょう!


 徹底分析スイマーのマストサプリ編へ続く



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