Q:体脂肪燃焼のための有酸素運動として、水泳をやっていますがイケてますか?

 まず、元スイマーである僕の場合。
 400m以上をクロールでそこそこのスピードで泳いだ時や50m×10本をそこそこのインターバルで回した時などは、水中にいても顔や肩が異様に熱くなる「(体脂肪燃焼)ゾーン」に入っているのが認識できます。
 そのような場合、水中での体脂肪燃焼に最適な心拍数や筋肉の使い方になるようなペースとフォームで泳げているのでしょう。

 僕が思うに、水泳での体脂肪燃焼如何は泳者の錬度に依存します。当然、「泳法、スピード、心拍数、距離、時間」の影響を受けますが。

 つまり、正確無比ではない、もっぱら速筋を使う力の入ったフォームでは、グリコーゲンを消費する解糖系の運動になりかねないと言う事です。

 しかし、運動そのものの体脂肪燃焼率は低くても、グリコーゲンの補填には大量のカロリーが利用されるので、全くの無駄ではありません。

 もしも、運動そのものの体脂肪燃焼効率を高めたければ、泳ぐよりも水中ウォーキングと水中ジョギングを組み合わせたものが効果的だと、理論的にも経験的にも思います。

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