鍛え上げた自慢の肉体。

それが真価を発揮するのは、ケンカの時か?
悪漢からか弱き乙女を救う時か?

否。
それは、温泉や銭湯である。

今回は、
鍛え上げた男の身体の発表会、
浴場でのマッチョのマナーその1を紹介。


【その1 期待を裏切ってはいけない】

普通の人は、テレビか少年漫画、はたまたスポーツ新聞の影響で

・筋肉が付くと動きが鈍くなる
・筋肉の重みでスピードがなくなる


・・・等と思い込んでいる。

ヤングな筋肉野朗は、この間違った「常識」を覆したいところだろう。
しかし、早まってはいけない。

逆に考えるんだ!

彼らの期待に「より」答えてあげるのだ。
間違った知識を更に刷り込む事こそがよりヒネクれた反骨なのである。

つまり、風呂場において、素早く動いてはいけない。

「ジャグジーに入りたいが満席・・・、お!じじぃ退散。空席1。今だ!」
と通常、早足で確保に向かうところも、逸ってはいけない。

筋肉野朗は、あたかも機動戦士ガンダムにおいて、ジオンの水陸両用モビルスーツMSM-03「ゴッグ」が初登場した時の様な動作でザンバと湯船から浮上し、重厚な足取りでズシンズシンと向かうのだ。

そして、あまりの鈍さに、ガキンチョに先を越されてしまっても
「なんともないぜ!」と言うのが、正しいゴッグっぷりであり、それこそが、一般の人々が安心するマッチョのイメージなのだ。

必死にマッチョのイメージ向上に努めずネタに徹する事が、大人の筋肉野朗への第一歩なのである。

 温泉編-2へGo!



【関連】
マッチョの作法 温泉編-1
マッチョの作法 温泉編-2
マッチョの作法 日常編-1
何故、鍛えるか?-1
何故、鍛えるか?-2
何故、鍛えるか?-3
何故、鍛えるか?-4
マッチョはもてるか?-1
マッチョはもてるか?-2
マッチョはもてるか?-3