筋肉あるいは身体の成長は、ダーウィンの進化論的ではなくて、今西進化論的変化をする。

「筋肉や身体は、変わるべき時に、変わるべくして変わる。しかも、急速に」
 

はてさて、それは一体どんな時なのでしょうか?

かつて関西で活躍されていたパーソナルトレーナーの方と話した中で印象的だったのは、

「大学時代にアメフトをやっていて、正しいウエイトトレーニングをしつつ大量に食べていたにもかかわらず、最初の2年間は体重も筋肉も全く増えなかった。しかし、3回生の時に急に体重も筋肉も面白いほどに乗り始めた。これは、トレーニング方法が変わった等ではなくどう考えても消化能力が上がった事以外に考えられない!」

と言う話です。

また、日本人で最大の身体を作り上げたマッスル北村氏も著書などで確か
「消化のキャパシティを上げる事が大切」と言っていたと思います。

このシリーズでは、消化の大切さと消化を促進するテクニックを主に紹介してきましたが、本当に言いたかったのはこう言う事だったのです。

つまり、身体を目に見えて改善するには、消化を促して栄養を筋肉に届ける為にテクニックを駆使する事は重要ですが、最終的には自分自身の消化能力を上げる必要があるのです。

すなわちそれは、消化と言う能力も鍛錬によって向上させる事が可能であると言う事を言っているのです。



消化能力を鍛える方法に、決定打はありません。

これまでの紹介した方法を駆使しつつ、毎月、食べる量を増やしていきます。毎日、毎週、毎月、食べる量を修正する地味な作業です。

急に食べられるようにはなりませんが、鍛えれば誰でもプロテイン100gを一気飲みしても下痢しなくなります。そして、そこまで到達すると、今までの食事量やタンパク質摂取量が肉体を大きく変化させるには少なすぎた事に気付くのです。

ほんとに消化能力が上がったら、デカくなるの?

それは、消化能力が上がってみないとわからないように思えますが、例えば「マッハ5」「ALA」「GCS」等の血液中の栄養を余す事無く筋肉に分配するサプリが如何に効果的であったかを思い出して下さい。

10回で終わると言いつつ、次回、12回のまとめで終了です。



【ファーストゲイナー第4の要素への道 シリーズ】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
その9
その10
その11
その12(おしまい)

【コーラでバルクアップ 質問と回答】