
その秘密は、入念に計算された各種有効成分の組合せや配合比率にあります。
今回は、各種有効成分について、解説します(メーカー解説書を利用しています)。
含有量表記は、1日分:6カプセル中の数値です。
【トンカットアリエキス:80mg】→東南アジアの潅木
ETBにおける最も重要な成分のひとつがこのトンカットアリです。
これは、テストステロン(特に遊離した活性型テストステロン)のレベルを向上させることが実験によって確認されています。
一般にテストステロンは、95%以上がSHBGという血中タンパクと結合しており、それらは効果を持ちません。重要なのはタンパク質と結合していない「遊離テストステロン」なのです。トンカットアリには、SHBGを減少させ、遊離テストステロンを増やす作用効果があります。
市場には、2種類のトンカットアリエキスが存在します。ひとつは、根をそのまま粉末にしたもの。もうひとつは、有効エキスのみを抽出し粉末にした「トンカットアリエキス末」です。
もちろん後者の物の方が、有効成分を多く含んでおり、ETBに使われているものは「トンカットアリエキス末」です。
【マカ濃縮エキス末:250mg】→ペルーの根菜、インカ帝国の薬草
マカに含まれるアルカロイド、特にマカカイドとマカエネスには、身体のホメオスタシスを維持する効果があり、内分泌ホルモンのレベルを正常にする機能があります。
特に加齢によって、自然にホルモンレベルは低下しますが、マカにはそれを防ぐ効果があると考えられます。
さらにマカには、イソチオシアン酸塩が含まれ、これが男性ではテストステロン、女性ではエストロゲンの分泌を高める作用を持つとされます。
なお、免疫力を向上させる効果があることもペルーの実験で確認されています。
【アシュワガンダ末:50mg】→インドジンセン、アーユルベーダで不老長寿の薬
インドでは、1000年以上の間、男性のインポテンツや不妊、関節炎などの治療薬として利用されてきました。
また、アシュワガンダは、黄体ホルモンを増やしてテストステロンレベルを高めることが確認されており、最近では催淫薬や精力強化薬としてクローズアップされています。
なお、眠りを深くして朝の目覚めを良くする効果もあります。さらに、インドのブーナ大学で行われた研究によれば、亜鉛と配合することによって関節炎患者の痛みと硬直が著しく軽減した、という報告もあります。
【亜鉛酵母:60mg/亜鉛として2.68mg】→セックスミネラル
亜鉛は、テストステロンだけでなくインシュリンや成長ホルモンを体内で生成する時に必要です。さらに、DNA合成の際に必要とされる「ジンクフィンガー」という伝達物質のベースとなり(正常な細胞分裂に関与)、アスリートには必須ミネラルと言えます。
【L‐アルギニン:1800mg】→セックスアミノ酸
アルギニンには、免疫向上作用、グリコーゲン蓄積作用、成長ホルモン分泌作用、粘膜増強作用(胃腸強化)、消化管・肝臓・腎臓機能の向上、衛星細胞のフュージョンを促すことによる筋細胞数の増大、鎮静作用、骨の強化、血流増大、食欲の増進など、非常に多くの働きがあります。
【エゾウコギ:50mg】→シベリアジンセン(ロシア、日本)
シベリアニンジンとして知られるエゾウコギは、滋養強壮を促進する働きの中に人体の生理的バランス(恒常性:ホメオスタシス)を保つアダプトゲン作用があることで注目されました。
エゾウコギは、アシュワガンダと協同して働き、アダプトゲンとして強力な作用をもたらします。酸素供給能力の増加もあり、ロシアではアスリートの必需品となっています。
【マスター的まとめ】
メインは、トンカットアリです。世の中には、「トンカットアリ」単体の製品も出回っていますが、多くの方の報告や体験談では、単品よりも複合ハーブであるETBの方が遥かに体感が強いそうです。
これは、漢方の単方と複方の効き目の違いにチョット近いものがあります。簡単に表現しますと、ETBは古今東西の強壮ハーブのミックス、言うなれば強壮ハーブの多国籍軍なのです。
【つづき】
前編
後編
応用編
【関連 テストステロン A to Z】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
【関連2】マスターの体感 その1
マスターの体感 その2
ETBにおける最も重要な成分のひとつがこのトンカットアリです。
これは、テストステロン(特に遊離した活性型テストステロン)のレベルを向上させることが実験によって確認されています。
一般にテストステロンは、95%以上がSHBGという血中タンパクと結合しており、それらは効果を持ちません。重要なのはタンパク質と結合していない「遊離テストステロン」なのです。トンカットアリには、SHBGを減少させ、遊離テストステロンを増やす作用効果があります。
市場には、2種類のトンカットアリエキスが存在します。ひとつは、根をそのまま粉末にしたもの。もうひとつは、有効エキスのみを抽出し粉末にした「トンカットアリエキス末」です。
もちろん後者の物の方が、有効成分を多く含んでおり、ETBに使われているものは「トンカットアリエキス末」です。
【マカ濃縮エキス末:250mg】→ペルーの根菜、インカ帝国の薬草
マカに含まれるアルカロイド、特にマカカイドとマカエネスには、身体のホメオスタシスを維持する効果があり、内分泌ホルモンのレベルを正常にする機能があります。
特に加齢によって、自然にホルモンレベルは低下しますが、マカにはそれを防ぐ効果があると考えられます。
さらにマカには、イソチオシアン酸塩が含まれ、これが男性ではテストステロン、女性ではエストロゲンの分泌を高める作用を持つとされます。
なお、免疫力を向上させる効果があることもペルーの実験で確認されています。
【アシュワガンダ末:50mg】→インドジンセン、アーユルベーダで不老長寿の薬
インドでは、1000年以上の間、男性のインポテンツや不妊、関節炎などの治療薬として利用されてきました。
また、アシュワガンダは、黄体ホルモンを増やしてテストステロンレベルを高めることが確認されており、最近では催淫薬や精力強化薬としてクローズアップされています。
なお、眠りを深くして朝の目覚めを良くする効果もあります。さらに、インドのブーナ大学で行われた研究によれば、亜鉛と配合することによって関節炎患者の痛みと硬直が著しく軽減した、という報告もあります。
【亜鉛酵母:60mg/亜鉛として2.68mg】→セックスミネラル
亜鉛は、テストステロンだけでなくインシュリンや成長ホルモンを体内で生成する時に必要です。さらに、DNA合成の際に必要とされる「ジンクフィンガー」という伝達物質のベースとなり(正常な細胞分裂に関与)、アスリートには必須ミネラルと言えます。
【L‐アルギニン:1800mg】→セックスアミノ酸
アルギニンには、免疫向上作用、グリコーゲン蓄積作用、成長ホルモン分泌作用、粘膜増強作用(胃腸強化)、消化管・肝臓・腎臓機能の向上、衛星細胞のフュージョンを促すことによる筋細胞数の増大、鎮静作用、骨の強化、血流増大、食欲の増進など、非常に多くの働きがあります。
【エゾウコギ:50mg】→シベリアジンセン(ロシア、日本)
シベリアニンジンとして知られるエゾウコギは、滋養強壮を促進する働きの中に人体の生理的バランス(恒常性:ホメオスタシス)を保つアダプトゲン作用があることで注目されました。
エゾウコギは、アシュワガンダと協同して働き、アダプトゲンとして強力な作用をもたらします。酸素供給能力の増加もあり、ロシアではアスリートの必需品となっています。
【マスター的まとめ】
メインは、トンカットアリです。世の中には、「トンカットアリ」単体の製品も出回っていますが、多くの方の報告や体験談では、単品よりも複合ハーブであるETBの方が遥かに体感が強いそうです。
これは、漢方の単方と複方の効き目の違いにチョット近いものがあります。簡単に表現しますと、ETBは古今東西の強壮ハーブのミックス、言うなれば強壮ハーブの多国籍軍なのです。
【つづき】
前編
後編
応用編
【関連 テストステロン A to Z】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
【関連2】マスターの体感 その1
マスターの体感 その2