2nd Season-8
〜200m & 地区対抗リレー-2019 カーボローディング編〜


今回はレース時に向けたカーボローディングを紹介。

〜コンセプト〜
昨年はどれだけ筋中グリコーゲンを貯蔵できるかという実験を兼ねていたのと、あまりにもスタミナ切れを恐れていたこともあり、3日ほどで軽く3kg以上増えてしまったので、今年は「できるだけ軽く」をテーマにした。

これには軽さから得られるスプリントエコノミーの改善によるスタミナ向上と、具合が芳しくないふくらはぎへの負担を減らす目的もあった。

スタミナ切れを起こさないギリギリのグリコーゲン量として、減量終了から+1.5kgの仕上がりを目指した。

通常3日前からカーボローディングを行うが、それでは体重が増えすぎるので、200m出場に向けては、大会2日前から炭水化物を積極的に食べ始めることにした。マッハ6とGCS750を利用することで、グリコーゲン合成速度が速くなるはずだからだ。

Ex:100m、200mにカーボチャージは必要か?




〜注意点とテクニック〜
「遺伝的視点」
遺伝子検査の結果、私はβ3ADR遺伝子に変異を持つ、所謂、太りやすい体質である。更にこのタイプの人間は摂取炭水化物のグリコーゲン化が些か苦手で、β3アドレナリンレセプターが内臓脂肪に多いという分布特性上、炭水化物摂取によって内臓脂肪が溜まりやすい。

この為、たとえ運動によってGLUT 4(グルコーストランスポーター)が活性化していても安心できず、炭水化物を多く摂った場合、目的のグリコーゲンとしてではなく、内臓脂肪として蓄えられてしまう可能性が高い。



事実、カーボチャージデイの後に体組成計でスキャンすると内臓脂肪が増えていた。

そこで、炭水化物源はできるだけクリーンなものを適量かつ、回数を分けるのが望ましい。具体的には脂質を極力含まない和菓子系が良いだろう。

そして何より、インシュリン模倣物質を積極的に活用しないといけない。詰まるところ、B3ADR変異タイプの炭水化物積極摂取にはGCS750とマッハ6が必須となる。

ちなみに、今回は実験として、炭水化物摂取時には毎回、プロスペッククレアチンを摂取してみた。



〜200mに向けたカーボチャージ〜
「前日」

カーボローディング開始前日までは、炭水化物摂取量を控えつつ、やや激しい運動を行う。
0920b明日からのカーボチャージに向けて、GOPANでお餅をタッコタッコ。そして、小豆を煮込む。

「1日目」
0921カーボチャージ第一食目はコームハニートーストと甘酒。

0921b第二食目はあべかわもちとぜんざい。

0921c第三食目はみたらし団子といなり寿司。

0921d夕食は炭水化物カットで、野菜とタンパク質中心。


「2日目」
0922朝食はホイップ乗せ小倉ホットサンド。

0922cパンチィーファームの山内さんから、丹波米を買うために、丹波市へ向かう。実家の分も合わせて120kg。昼食は丹波市で、丹波米と丹波大豆うどん。

0922e夕食は微妙な感じ。


「試合当日(台風で中止)」
開始前、体重66.7kg→仕上がり体重は昨年よりも1kg軽い68.5kg前後。



〜リレー160mに向けたカーボチャージ〜
お餅系食べまくりたいという欲求が前回で解消されたため、今回は甘い物に対する渇望がなかったので、かなり適当となってしまった。

0926灯台もと暗しで一番近いスーパーに岡山産の米と麹で作られた甘酒が売られていたことに気がつき、今回はこれを活用した。

0926b前回に比べて、かなり手抜きなカーボチャージ。

当日の朝は68.5kgくらい。試合やリレーの当日体重としては過去最低で走りやすかったと思う。

ちなみに、初めて運動会のリレーに出た時は76kgだった(ETBとクレアボルブラックを投入して減量した結果)。

#9へ続く



Ex:
30代後半からの筋肉増強-序

・30代後半からの筋肉増強-本編

【関連:40代からの競技への挑戦】
2nd Season #0「オフシーズン2018〜2019
2nd Season #1「オンシーズン2019-スタミナ養成編
2nd Season #2「サプリメンテーション編-前編
2nd Season #3「サプリメンテーション編-後編
2nd Season #4「サプリメンテーション編-応用編
2nd Season #5「200m結果編
2nd Season #6「地区対抗リレー結果編
2nd Season #7「200m & 地区対抗リレー-準備編
2nd Season #8「200m & 地区対抗リレー-カーボローディング編
2nd Season #9「オンシーズンとオフシーズンのプロテイン

1st Season
1st Season #1
1st Season #38「エピローグ