CoQ10は、
・高い抗酸化作用
・心臓機能改善
・ミトコンドリア活性
・ATP生成活性
・美容
・行動面や心理面
と言った目的で利用されることが多い。サプマスにおいてはとりわけ、心臓をレッドゾーンまで回す人や生涯現役志向の方に人気が高い。
CoQ10は心臓血管系パフォーマンスやATP生成改善目的で摂取されることが多いが、今回はその顕著な美容効果に関して紹介したい。
●ドホモルンリンクルは、初めての人でも買えますか？
（東京都 正樹）
●残念ながら買えぬ。猛る兄貴の汗から抽出されたホルモン代謝物とノネナールを含む美容液であり、強烈すぎるのでまずはお試しセットから。
〜ノネナールとは〜
男性は皮脂の分泌量が女性よりも多いが、皮脂の中でもパルミトオレイン酸（脂肪酸）が酸化されることや皮膚上に存在する常在菌（日和見菌）によって分解されることによって、ノネナールと呼ばれる有機化合物へと変化する。
本来、汗や皮脂自体は臭くないのだが、菌などによって分解されることで、嫌な臭いを発する物質へと変化するのだ。
男性の場合、40歳以降にノネナール分泌が増加し、（個体差が大きい）いわゆる「おやじ臭（加齢臭）」が出始める人がいる。これは40歳以降もガクッとテストステロン生成が下がる訳ではなく、皮脂の生成が活発なままで、かつ、加齢によって免疫力が低下しだした人が陥りやすい現象と考えられる。
日和見菌とも呼ばれる常在菌は、通常は人畜無害となるように免疫によって繁殖に抑制がかかっているが、免疫力が低下すると途端に勢力を拡大することがある。分解者が増えると、自ずと体臭も増えてしまうのだ。
おやじ臭の有無に個体差があるのは、皮脂分泌量と免疫力が関わっている為、人によっては全く関係の無い話になるかも知れないが、皮脂量が多い上に免疫力が低下している場合は枯れ葉のような臭いに悩まされるかも知れない。
その場合、殺菌剤配合の石鹸などが推奨されたりするが、皮膚の深い内部から発する臭いなので、気休め程度にしかならず、どちらかと言えば免疫力を高めるなどの内側からのアプローチの方が有効と考えられる。
〜CoQ10の機密3〜
「加齢臭予防」
資生堂の研究によれば、CoQ10の摂取によってノネナールが抑制されることが発見された。
実験によれば、1日当たり100mgのCoQ10を4週間摂取すると、実験前に比べてノネナールの分泌が2〜3割減少することが確認され、加齢臭が顕著に抑制されることが解った。
また、この実験では酸化型のCoQ10も、還元型のCoQ10も、どちらも顕著な効果があることが判明した。当然ながら、極めて高い経口摂取活性を持つCoQ10包接体の効果は言わずもがなである。
スポーツパフォーマンスには直結しないが、CoQ10は加齢臭が気になる人には一粒で二度以上美味しい栄養素と言って間違いないだろう。
〜考察〜
今回の研究では女性のみを対象にした実験である為、男性に対する効果に関しては考慮すべきかも知れないが、実験で抑制されたのは明らかにノネナールであり、男性の加齢臭（おやじ臭）の原因はノネナールが主犯であることから、CoQ10摂取による加齢臭抑制は男性にも効果的と考えられる。
一方、女性の加齢臭はノネナールのみが原因物質ではない可能性を示唆する実験結果もある為、女性のCoQ10摂取はノネナール並びにノネナール由来の加齢臭抑制には効果的であるが、完全なシャットアウトには多角的な対策が必要であると考えられる。
CoQ10のノネナール分泌抑制効果は、CoQ10が持つ非常に高いとされる抗酸化作用によるパルミトオレイン酸を始めとする皮脂の酸化抑制の影響が大きいと思われる。同時に、末端である皮脂の酸化防止効果を持つと言うことは、より内側、全身的な抗酸化力が期待できると考えても良いだろう（何せ一番内側の一番小さな組織に効くのだから）。抗酸化サプリと一口に言っても、実際にあるかないか実感しにくいが、CoQ10は臭いという解りやすい反応でその実力を示したのだ。
また、CoQ10は細胞一つ一つに複数存在するエネルギージェネレーターでもあるミトコンドリアを活性化する働きが高い為、ATP生成の活性化がやや間接的ではあるが、結果的に免疫力を高めた影響もあることを意識する必要があるだろう。
＃3へ続く
Ex：
・ストレスフル & コルチゾールシャワーな環境にVIVO
・ビジネスマンの健康管理
【関連】
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CoQ10、CoQ10包接体の機密 ＃1「心理、行動に！」
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CoQ10、CoQ10包接体の機密 ＃3「＃肌だけでなく血管系にも」
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エキストラサバイブの機密-Part.1
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・心臓機能改善
・ミトコンドリア活性
・ATP生成活性
・美容
・行動面や心理面
と言った目的で利用されることが多い。サプマスにおいてはとりわけ、心臓をレッドゾーンまで回す人や生涯現役志向の方に人気が高い。
CoQ10は心臓血管系パフォーマンスやATP生成改善目的で摂取されることが多いが、今回はその顕著な美容効果に関して紹介したい。
●ドホモルンリンクルは、初めての人でも買えますか？（東京都 正樹）
●残念ながら買えぬ。猛る兄貴の汗から抽出されたホルモン代謝物とノネナールを含む美容液であり、強烈すぎるのでまずはお試しセットから。
〜ノネナールとは〜
男性は皮脂の分泌量が女性よりも多いが、皮脂の中でもパルミトオレイン酸（脂肪酸）が酸化されることや皮膚上に存在する常在菌（日和見菌）によって分解されることによって、ノネナールと呼ばれる有機化合物へと変化する。
本来、汗や皮脂自体は臭くないのだが、菌などによって分解されることで、嫌な臭いを発する物質へと変化するのだ。
男性の場合、40歳以降にノネナール分泌が増加し、（個体差が大きい）いわゆる「おやじ臭（加齢臭）」が出始める人がいる。これは40歳以降もガクッとテストステロン生成が下がる訳ではなく、皮脂の生成が活発なままで、かつ、加齢によって免疫力が低下しだした人が陥りやすい現象と考えられる。
日和見菌とも呼ばれる常在菌は、通常は人畜無害となるように免疫によって繁殖に抑制がかかっているが、免疫力が低下すると途端に勢力を拡大することがある。分解者が増えると、自ずと体臭も増えてしまうのだ。
おやじ臭の有無に個体差があるのは、皮脂分泌量と免疫力が関わっている為、人によっては全く関係の無い話になるかも知れないが、皮脂量が多い上に免疫力が低下している場合は枯れ葉のような臭いに悩まされるかも知れない。
その場合、殺菌剤配合の石鹸などが推奨されたりするが、皮膚の深い内部から発する臭いなので、気休め程度にしかならず、どちらかと言えば免疫力を高めるなどの内側からのアプローチの方が有効と考えられる。
〜CoQ10の機密3〜
「加齢臭予防」
資生堂の研究によれば、CoQ10の摂取によってノネナールが抑制されることが発見された。
実験によれば、1日当たり100mgのCoQ10を4週間摂取すると、実験前に比べてノネナールの分泌が2〜3割減少することが確認され、加齢臭が顕著に抑制されることが解った。
また、この実験では酸化型のCoQ10も、還元型のCoQ10も、どちらも顕著な効果があることが判明した。当然ながら、極めて高い経口摂取活性を持つCoQ10包接体の効果は言わずもがなである。
スポーツパフォーマンスには直結しないが、CoQ10は加齢臭が気になる人には一粒で二度以上美味しい栄養素と言って間違いないだろう。
〜考察〜
今回の研究では女性のみを対象にした実験である為、男性に対する効果に関しては考慮すべきかも知れないが、実験で抑制されたのは明らかにノネナールであり、男性の加齢臭（おやじ臭）の原因はノネナールが主犯であることから、CoQ10摂取による加齢臭抑制は男性にも効果的と考えられる。
一方、女性の加齢臭はノネナールのみが原因物質ではない可能性を示唆する実験結果もある為、女性のCoQ10摂取はノネナール並びにノネナール由来の加齢臭抑制には効果的であるが、完全なシャットアウトには多角的な対策が必要であると考えられる。
CoQ10のノネナール分泌抑制効果は、CoQ10が持つ非常に高いとされる抗酸化作用によるパルミトオレイン酸を始めとする皮脂の酸化抑制の影響が大きいと思われる。同時に、末端である皮脂の酸化防止効果を持つと言うことは、より内側、全身的な抗酸化力が期待できると考えても良いだろう（何せ一番内側の一番小さな組織に効くのだから）。抗酸化サプリと一口に言っても、実際にあるかないか実感しにくいが、CoQ10は臭いという解りやすい反応でその実力を示したのだ。
また、CoQ10は細胞一つ一つに複数存在するエネルギージェネレーターでもあるミトコンドリアを活性化する働きが高い為、ATP生成の活性化がやや間接的ではあるが、結果的に免疫力を高めた影響もあることを意識する必要があるだろう。
＃3へ続く
Ex：
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