11月22日(金)、11月23日(土)、11月24日(日)に、武蔵野の森総合スポーツプラザにて開催される「第12回オープントーナメント全世界空手道選手権大会」へ向けた極真空手「第5回世界ウェイト制大会重量級チャンピオン」荒田昇毅選手のサプリメンテーション紹介の後編です。

〜オプショナルサプリ編〜
IMG_6240前回は試合に向けた追い込み期における回復促進と当日までのコンディショニングに主眼を置いた基本サプリの紹介でした。

今回はパフォーマンス増進を狙って、基本サプリに追加するオプショナルサプリについて紹介します。

特に今回は開催期間3日間全てが試合日で、総試合数が想像を絶する回数になること、2日目と3日目の試合数が異様に多いことを考慮して、試合日の回復とスタミナ維持、そして即効性を重視しました。



・エキストラオキシドライブ
グリコが発見したカロチノイドの一種「パプリカキサントフィル」のサプリ。

体内に摂り込まれたカロチンは主に細胞外で活性酸素を除去することで、抗酸化作用を発揮するが、キサントフィル類は主として細胞内でその抗酸化を発揮する。とりわけ、パプリカキサントフィルは赤血球に摂り込まれやすく、酸素を運搬するという役割上、活性酸素によってダメージを受けやすい赤血球を護る働きが大きい。結果として、パプリカキサントフィルは赤血球がその直径よりも狭い血管へ侵入する為に、自身の姿を球形から変形させる「変形能」を高めて、末梢、ひいては全身への酸素運搬能力を高めることが解っている。

この赤血球の質を改善するという全く新しい手法による酸素運搬能力向上は、安定性や安全性、そして現実的利便性に欠ける高地トレーニングや血液ドーピング、増血剤とは一線を画する現実性と安定性を持つ。つまり、非常に試しやすいお手軽さが売りとなるが、アミノ酸のような即効性を期待してはいけない。

赤血球の変形能が高いと言うのはそれがフレッシュな状態と言うことに他ならないが、それがパフォーマンスに影響を与えるには、その総量、つまり、全身の赤血球の平均年齢が若くならないといけない。イメージになるが、寿命が近い赤血球を含めた120日の寿命を持つの赤血球の大半がキサントフィルバリアーによってコーティングされるには、それなりの時間がかかる。少なくとも、試合の数週間前からベストタイミングでローディング気味に摂取すべきである。

さて、総赤血球の性能改善を果たした暁には、どうなるのだろうか?

まず、同一心拍数や同一呼吸量下における仕事量を増やすことができるので、練習の質を高めることが出来る。そして、試合時においては試合最中のスタミナアップや回復速度の向上(心拍数や息切れ)、試合後の酸素負債返済速度向上による回復力向上といった作用が期待できる。

末梢並びに全身の血流量を高めることで、酸素供給能力向上によるスタミナアップを計れるが、同時にこの新しい視点である酸素運搬を担う赤血球自体を改善するというダイレクトなアプローチの有用性に、そろそろ誰もが気づくべきである。

一見、パプリカキサントフィルはマラソンなどの長距離系競技用サプリに思えるが、その作用機序を理解すると、あらゆる競技に適していることが解る。特に、決められた時間内に全力で最大のパフォーマンスをするような競技にも有用である事は明白で、真っ赤なパプリカから抽出される真っ赤なエキスは、格闘家の「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと、轟き叫ぶ!」のイメージにピッタリである。

尚、キサントフィルは美容に大変有用なので、運動なんて全然関係も興味も無くても、彼女や奥様に飲ませたし(予算がある人は同じくキサントフィル「アスタキサンチン」含有のフローラルティン)。




・フェノム
フェノムは今更説明不要であるが、「究極のパンプ」というキャッチフレーズではなく、むしろ、持久力アップなどのパフォーマンスアップ効果目的での利用価値が高い(私の場合、時々、見た目重視の見栄で使用することもあるが)。

アルギニン+シトルリン+オルニチンのOCAA、一酸化窒素合成酵素を活性化するビニトロックスは各々の成分がスポーツパフォーマンスを数〜10%ほど高める事が解っている。これらは一酸化窒素の増大由来の血流量増大による酸素供給能力向上が主となる。また、運動によって発生するアンモニアを低減し運動中のpHを安定させて円滑な代謝を保つことによって持久力を高める作用や活性酸素を除去する作用も、持久力改善に大きな役目を果たしている。

当然ながら、フェノムは試合時のスタミナを伸ばすが、その血流改善効果は試合後の乳酸や過酸化物質の速やかな排除を助け、次の試合に向けたリカバリーに役立つ。

普段の練習から採用しても良いが、ワンタイムでの即効性が高いため、試合日のみ試合の数だけ使用しても良い。




・UP!
UP!は毎日摂取することで、脳機能の改善やメンタルタフネス、コルチゾール低減に役立つが、UP!もまた、ワンタイムの使用でも充分な体感をもたらすインスタントパフォーマンスエンハンサーの代表格である。

チロシンは神経伝達物質である各種モノアミンの前駆物質であり、イチョウ葉エキスと非常に相性が良く、スタックすることで筋力やパフォーマンスを高められることが知られている。

イチョウ葉エキスとビンカマイナーは、毛細血管への血流増大を促進し、脳への酸素供給を高め、集中力やパフォーマンスを改善する。

これらの作用は試合日においては、

・α波を優位にするイチョウ葉エキス由来の落ち着いた集中力

・チロシン&カフェインによるモノアミン安定供給とそれによるガッツの増大

・ビンカマイナーによるモノアミン利用率の改善


と言った勝負時に欲しい「二律背反の集中力※」を期待することができる。 ※ ガッツと落ち着き




〜間食と寝る前〜
今回は試合期間が長く、試合数が多いので、相談した結果、間食と就寝前の栄養補給に、プロテインSPのシングルパックを採用。

タンパク源を補給すると同時に、しっかりとした用量のHMBやグルタミンを補うことで、少しでもダメージからの回復を早めつつ、免疫力を維持してベストコンディションを保つのが狙い。

怪我予防に!ZMAスーパープレミアムの運用についてはこちら。




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