β3ADR遺伝子変異タイプ+UCP-1遺伝子変異タイプでも痩せられる3
〜イントロの書き忘れ〜
確率8%に当選し、不幸にもβ3ADR遺伝子とUCP-1遺伝子の双方に変異を持った節約エリートが痩せるためには、「人よりも300kcal分余分に頑張る」といった表面的表層的なアプローチでは結果を出すのは難しい為、内分泌的な視点やATP生成過程に着目したアプローチを要します。
ポイントとして、
・成長ホルモン
・ホルモン模倣物質
・ホルモンレベル
・ホルモン感受性
・サイトカイン
・筋中グリコーゲン
・低血糖
・日光
を序章にて挙げましたが、抜けていた要素があります。
〜イントロの書き忘れ〜
確率8%に当選し、不幸にもβ3ADR遺伝子とUCP-1遺伝子の双方に変異を持った節約エリートが痩せるためには、「人よりも300kcal分余分に頑張る」といった表面的表層的なアプローチでは結果を出すのは難しい為、内分泌的な視点やATP生成過程に着目したアプローチを要します。
ポイントとして、
・成長ホルモン
・ホルモン模倣物質
・ホルモンレベル
・ホルモン感受性
・サイトカイン
・筋中グリコーゲン
・低血糖
・日光
を序章にて挙げましたが、抜けていた要素があります。
それが限界心拍数と高負荷限界稼働、乳酸蓄積です。エネルギー生成という代謝の観点から考えると、高負荷環境下における人間の最大稼働時間は1分になります。ATP的にも、乳酸蓄積からも、全力で動ける時間は1分間となり、それ以降はスムーズなATP生成並びに筋収縮ができなくなるので、全力での素早い動きは不可能になります。
これらの要素が何故重要になるのかというと、高負荷全力かつ心拍数を極限まで高める運動は体脂肪利用率は悪くても、その後の代謝や酸素負債によってカロリー消費が大きくなるからです。そして、稼働限界まで動くことで乳酸の蓄積が起こります。
「人間は乳酸を分解してエネルギーに変えるのです!乳酸もエネルギー源なのです!」と言う人もいますが、乳酸分解によって得られるATPよりも、乳酸を分解する際に消費されるATPの方が多いという原理原則を忘れてはなりません。
つまり、乳酸の発生は無駄なカロリー消費を招き、減量に役立つのです。乳酸の存在自体は運動時の体脂肪利用率を下げますが、分解という代謝性のカロリー消費が増大すれば、結果的に体脂肪が減ると考えることができます。
また、限界心拍数、高負荷限界稼働、乳酸蓄積といった要素を満たす1分前後の激しい運動はグリコーゲン消費も激しいため、その再合成時におけるATP消費も莫大になります。
「個人的体脂肪燃焼運動2019 その2」
〜イージハード走〜
というわけで、上の条件を満たすために、私が良く採用するのがイージーハード走です。手っ取り早く、グリコーゲンを消費できるので、甘いものを沢山食べる予定がある時だけでなく、単にウエイトトレーニングやスプリントトレーニングで下半身のダメージが強く残っているときにも行います。動作時間が長く心拍数が激しくなるため、高負荷環境下におけるスタミナ維持にも良いからです。
やり方は単純な往復走です。
公園の端から端を行きはラン相当の走りで、帰りはスプリント相当で走ります。
ポイントは物理的にも身体的にも距離を長めに設定するということです。これは個々の体力に応じますが、走る時間が30秒から1分になるように距離を設定します。
代謝的限界が味噌なので、ラン→スプリントができない場合は、ジョグ→ランでも構いません。最初は強度よりも、稼働時間を重視してみて下さい。
インターバルを充分にとって心拍数を下げてから、数本行うと良いでしょう。
最初の頃は走り終えた後に、全身の血液と酸素が借り出されることで、指先や肚まで冷たくなるかも知れませんが、そのうち適応して、心臓も飛び出さなくなり、息切れも浅くなります。
これを朝に行った場合、莫大な量の分解と合成、多大な酸素負債によって、代謝が昂進し、その日の夕方の顔がスッキリしてくるほど、後からカロリーを消費していることがわかります。
#4へ続く
【β3ADR変異+UCP-1変異でも痩せられる!】
#0 イントロダクション
#1 個人的体脂肪燃焼運動2019
#2 まだ間に合う「真夏に向けた減量」
#3 個人的体脂肪燃焼運動2019 その2
#4 個人的体脂肪燃焼運動2019 第二フェーズ編 @ジム
これらの要素が何故重要になるのかというと、高負荷全力かつ心拍数を極限まで高める運動は体脂肪利用率は悪くても、その後の代謝や酸素負債によってカロリー消費が大きくなるからです。そして、稼働限界まで動くことで乳酸の蓄積が起こります。
「人間は乳酸を分解してエネルギーに変えるのです!乳酸もエネルギー源なのです!」と言う人もいますが、乳酸分解によって得られるATPよりも、乳酸を分解する際に消費されるATPの方が多いという原理原則を忘れてはなりません。
つまり、乳酸の発生は無駄なカロリー消費を招き、減量に役立つのです。乳酸の存在自体は運動時の体脂肪利用率を下げますが、分解という代謝性のカロリー消費が増大すれば、結果的に体脂肪が減ると考えることができます。
また、限界心拍数、高負荷限界稼働、乳酸蓄積といった要素を満たす1分前後の激しい運動はグリコーゲン消費も激しいため、その再合成時におけるATP消費も莫大になります。
「個人的体脂肪燃焼運動2019 その2」
〜イージハード走〜
というわけで、上の条件を満たすために、私が良く採用するのがイージーハード走です。手っ取り早く、グリコーゲンを消費できるので、甘いものを沢山食べる予定がある時だけでなく、単にウエイトトレーニングやスプリントトレーニングで下半身のダメージが強く残っているときにも行います。動作時間が長く心拍数が激しくなるため、高負荷環境下におけるスタミナ維持にも良いからです。
やり方は単純な往復走です。
公園の端から端を行きはラン相当の走りで、帰りはスプリント相当で走ります。
ポイントは物理的にも身体的にも距離を長めに設定するということです。これは個々の体力に応じますが、走る時間が30秒から1分になるように距離を設定します。
代謝的限界が味噌なので、ラン→スプリントができない場合は、ジョグ→ランでも構いません。最初は強度よりも、稼働時間を重視してみて下さい。
インターバルを充分にとって心拍数を下げてから、数本行うと良いでしょう。
最初の頃は走り終えた後に、全身の血液と酸素が借り出されることで、指先や肚まで冷たくなるかも知れませんが、そのうち適応して、心臓も飛び出さなくなり、息切れも浅くなります。
これを朝に行った場合、莫大な量の分解と合成、多大な酸素負債によって、代謝が昂進し、その日の夕方の顔がスッキリしてくるほど、後からカロリーを消費していることがわかります。
#4へ続く
【β3ADR変異+UCP-1変異でも痩せられる!】
#0 イントロダクション
#1 個人的体脂肪燃焼運動2019
#2 まだ間に合う「真夏に向けた減量」
#3 個人的体脂肪燃焼運動2019 その2
#4 個人的体脂肪燃焼運動2019 第二フェーズ編 @ジム