ZMA系サプリを常備したい理由をザックリと解説-後編

Q:マルチビタミン & ミネラルのNBGを摂取している場合、ZMA系サプリは必要でしょうか?

マルチビタミン&ミネラルはZMA系サプリの代わりを果たしません・・・というのが前編の内容でした。

後編の今回は亜鉛とマグネシウムはできれば、積極的に・・・ただし、賢く補給したいという話です。

まず、私達は代謝機構の遺伝子多型によって代謝の個人差が大きく、人によってはマグネシウムと亜鉛、B6の必要量が異常に大きい場合もあり、理想的な食事を継続できていても、これらの栄養素が慢性的に不足することがあります。ZMA系のサプリに即効性を感じることが多いのは、生活習慣や食習慣に起因する不足や遺伝的素養による必要量の高さが原因と考えられるでしょう。

D14000440101個人的な話になりますが、比較的サプリの体感度が弱い私の場合、ZMAは体感度がかなり高い部類に属します。現在は布団に入ってから、5分も経たずに寝てしまいます(※)が、ZMA系サプリに出会うまでは寝付きが良くありませんでした。

※ もちろん、生活習慣の改善が大きい

Ex:
安眠快眠の優等生ZMA

現在、爪や髪が伸びるのが早いとか、垢などが出やすいといった体質から考えると、体質的には細胞分裂に関わる亜鉛の必要量が大きいタイプと考えられ、食生活に関しては自信がありますが、それでも積極的な亜鉛補給が望ましく、実際にそれによって良いコンディションを作り出すことができていると確信しています。



さて、そんな私ですが、ファスティングを行うと、味蕾代謝が良くなって味覚が敏感になるだけでなく、唇の皮がつるりと剥けて新しくなると言う現象が起こります。断食を行うと、腸壁など細胞分裂が活発な部位のターンオーバーが活発になりますが、これは普段では絶え間ない消化に使われていたエネルギーや栄養素が本来必要とされる部位にて利用されるようになる為と考えられています。ただ、それだけでは説明がつきません。

恐らく、半断食によって亜鉛が充足することで、ターンオーバーすべき部位の新生が行われるのだろうと思われます。近年、ファスティングは鉄の排出を促す事が解ってきました。鉄は腸管で強力な再吸収を受ける非常に効率良く体内を循環するミネラルですが、その腸管摂り込みにおいて鉄は亜鉛と拮抗し、亜鉛の吸収を妨げます(鉄が勝つ)。

Ex:
ミネラル勘違い「貧血 & 鉄分不足の勘違いと注意点

亜鉛を上手に摂取していても、何だかんだと、CaやFeに阻害されている可能性があり、ファスティングによって鉄分の再吸収が妨げられることで、亜鉛の吸収率と再循環率が著しく向上して、ターンオーバーが活性化するのではないかと思われます。

つまり、良質なZMA系を摂取していても、日々のストレスや筋収縮、発汗によってマグネシウムは簡単に失われ、鉄やカルシウムの再吸収過程において、亜鉛とマグネシウムは競り負けるため、これらが完全に充足しない可能性があるわけです。従って、最低でも普段から最適なタイミングで最適な用量のZMA補給が必須となるのです。

ただし、不足しているかも知れないからと行って、ガバーッと摂取するのは宜しくありません。

バイオアベイラビリティ(経口摂取活性)・・・口から摂取した際の体内利用率が最大となるタイミングとテクニックを用いつつ、(日本人向けの)メーカー推奨〜少ない量を摂取するのが重要なコツになります。

というわけで、ファスティングの有無に関わらず、亜鉛とマグネシウムは誰でも不足しがちになるのでZMA系サプリを最適なタイミングで摂取する習慣を身につけたいものです。



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