○○が痛い!
「膝が痛い!」-アイテム編-後編


と言うわけで、長い期間ペラペラの靴で練習してきましたが、値段につられて少しクッションが入ったシューズへと変更し、早速トラックへ出向いて試走してみました。

軽い!
そう思ったのは、これまでの靴に比べて重量が軽くなっているのではなく、良く弾むことで足取りが軽く感じられたようです。自然と前に足がでるような感覚を覚えました。

地面からの衝撃も減衰され、良いじゃないか〜と思っていたのですが、何度か練習を重ねる度に、前よりも膝が痛くなってきたように感じてきました。

恐らくはこういうことだろうと思われます。

クッション性のある靴は動きのミス、着地のミスをしても、本来被る代償としての衝撃を吸収してしまうため、接地にいたるプロセスが雑になってしまい、結果としてフォームの全体的な退化を招いて、膝への負担が増えたと。

小学校のマラソン大会などを見学していたら、天性の跳ね返り係数を持った子を見かけたりしますが、そうではない自分の様なタイプ、すなわち、着地の衝撃から学ばないといけない場合は地面を直に感じ取りやすい靴の方が向いているのではないかと思います。



着地や接地時間などを改善したい場合はできるだけ底が薄くクッションが入っていない靴を選ぶのが良いかも知れません。ただし、接地ロスや切り返しなどの改善目的で短い距離を走る場合に限ります。長距離となると、接地技術とランニングエコノミーを考慮した靴選びが必要です。

接地技術向上の目的に練習にはマラソン上級者向けモデルの靴が良さそうですが、調べたところ、他にも適した靴があるようです。

一つはビブラムファイブフィンガーズ のランナー用です。
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5年以上前ですが、極真空手の松岡先生がモニターレポートをアップしています。

・その1「解説編

・その2「体験談編

これを読んだら、欲しくなってしまいますが。



もう一つは「ランニング足袋 KINEYA MUTEKI(きねや無敵)」というのが、どうやら有名なようです。ドラマを観ていなかったので何にも知らないのですが、何でも「陸王」というドラマはこのメーカーをモデルにしていたと聞きかじりました。
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この靴(足袋)も、地面や路面状況をダイレクトに拾う為、接地テクニックの向上を目論む場合に適していると思います。

また、値段がビブラムの1/3ほどなので試しやすそうです。



と言うわけで、ジョグやラン、スプリントで膝が痛む場合、改善方法の方向性の一つとして、膝が痛くならない・・・接地インパクトと力積を減らす動きを地面から教わると言う方法もありますと言う話でした。

もちろん、悪化してしまうこともあるので、卵が先か鶏が先かと言う話をすれば、「別角度編」で先に紹介した体重を減らすアプローチが優先されます。

つまり、膝の痛みに関しては関節サプリ≓減量(食事方法、サプリ)>フォームといった優先順位になるかも知れません。



【関連】
〇〇が痛い!-まとめ

○○が痛い-膝-別角度編
○○が痛い-膝-アイテム編-前編
○○が痛い-膝-アイテム編-中編
○○が痛い-膝-アイテム編-後編