これを書いている時点で、6月の中旬です。春先から減量に取り組んでいた場合、減量期「最終フェーズ」真っ最中の方や後半戦特有の「停滞期」にドップリとはまり込んでしまっている方が多いのではないかと想像します。

あと、ひと絞り!
1kg以下の体脂肪を落とすのみとなった場合、有酸素運動や更なるハードモードに突入することで、解決できるかも知れません。

あとふた絞り、さん絞りほどの脂肪が残っているにも関わらず、中々、減ってくれなくなってきた場合は、手法や手段ではなく、ホルモンバランスを見直すのが優先されます。いわゆるホルモン調節です

男性であればテストステロンと成長ホルモン、女性(※)であれば成長ホルモンの分泌を最適化することで、再び、あるいはそこで初めて効率よく体脂肪が利用され始めます。

手段、手法、テクニックが正しくても、停滞から抜け出せないケースもあります。

※ アルギニンなどに対するGHブースト反応は女性の方が優秀



例えば今や一般的になりつつある炭水化物制限ダイエットです。

これをややハードに推し進めた場合、「高タンパク、高脂質、低炭水化物」か「高タンパク、中脂質、低炭水化物」と言った比率の食生活が続きます。

脂質を摂取することで、脂質代謝を改善する一方で、脂肪細胞を太らせる一面を持つ消化管抑制ポリペプチドというホルモンが分泌されますが、長い期間、脂質が多めの食事を継続することで、消化管抑制ポリペプチドの活性やそれに対する脂肪細胞の反応が増強されていると目されています。

つまり、カロリー制限やインシュリン分泌抑制はバッチリ極まっていても、その裏で消化管抑制ポリペプチドが暗躍していた場合、体脂肪は減るどころか、増える可能性すらあるのです。

この悪循環に陥った場合は、一旦、炭水化物の制限をなくし、脂質摂取量を控えるようにします。



私の場合、週5日の炭水化物の制限と週2日の炭水化物チャージデイを継続することで10%の体脂肪率までは絞ることができますが、そこからは全力疾走の頻度と距離を増やしつつ、強気で炭水化物を入れる方が絞れてきます。

しっかりとグリコーゲンを消耗しつつ、乳酸を発生させ、その後、しっかりとグリコーゲンを補填し、乳酸を代謝させることが、減量後期の停滞予防になると確信しています。

週1〜2日のカーボチャージデイを設ける方法や上の手法、どちらも、お勧めですが、共通するのは強気で炭水化物を入れるということです。その際にポイントとなるのは、炭水化物だけの単純な食品、食材を選ぶと言うことです。

多量の炭水化物摂取によってインシュリン分泌が起こりますが、その際に脂質が存在すると即体脂肪へと運ばれていくので、炭水化物単体を選んで食べるようにします。

もちろん、その際に役立つのはGCS750(大)やマッハ6です。これらの成分が炭水化物摂取によって上昇する血糖を速やかに処理(筋肉へ全力運搬)することで、体脂肪合成を抑制できるからです。



と言うわけで、減量後半戦は単にカロリー収支やインシュリン分泌抑制と言った視点ではなく、各種ホルモンの働きに着目して体脂肪利用率を復活させると言う視点。そして、炭水化物を強気で入れても問題が起こらないような摂り方。

これらの視点を採り入れることで、あともうふた絞りや停滞打破が可能になるはずです。

で、やはり、その際には序章で紹介した下の話が役に立ちます。

サプリマスターが解決
何故、シンプルな炭水化物だけなのか?


特に、ボクサーの方や微調整が必要な競技者はグルテンフリーで実験してみるのが面白いと思います。

2018-Part.2へ続く



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