グリコ「エキストラオキシドライブ」の取り扱いを開始しました。ウェブショップにてスペック等をご確認頂けます

pic_product_detail_new20グリコ「エキストラオキシドライブ」はスペイン産の長〜いパプリカから抽出されたカロチノイドの一種「パプリカキサントフィル」のサプリメントです。

相乗効果が期待できるビタミンCも配合されていますが、基本的にパプリカキサントフィル一本勝負のサプリです。

お試し価格&数量限定で、20%引きで販売しております



〜グリコ「エキストラオキシドライブ」をサプリマスターがザックリと解説(するつもりが、ディープになっちまった)〜

さて、サプリ塾の熱心な読者であれば、私がスポーツ展示会でグリコパワープロダクションの方々に、根掘り葉掘り裏話を聞き込んだり、先日、サプマス神戸店へパワープロダクションのスタッフの方がお越しになった際に、色々と話を伺ったことをご存じかと思います。

「パプリカキトサンフィル」は過去の展示会から気になっていた成分ですが、サプマス店頭でお話や裏話を聞いた後、長々と調べた結果、運動を行う・・・いや運動習慣のない人を含め全てのあらゆる人に、「非常に解りやすい体感」をもたらすだろうという確信が得られ、何よりも今年45歳になる自分の運動パフォーマンス改善に大いに役立つことが解ったので、ウェブショップ採用に至りました。



さて、パプリカキサントフィルはグリコが発見した栄養素です。

通常のサプリメントメーカーは原料を他の原料メーカーから仕入れて製品化しますが、グリコ自体がサプリメント成分の原料メーカーという一面を持っています。つまり、グリコ独自の栄養成分を持つわけです。

最も有名なのはCCDです。あまりにCCDの性能が唯一無二過ぎるので、DNSのREDにも配合されています。エキストラアミノアシッド最新バージョンに配合されたことで、ESGの知名度も上がってきました。

そして、パプリカキサントフィルの登場です。



パプリカキサントフィルは極めて高い抗酸化作用を持つカロチノイドの一種で、真っ赤な色素です。

βカロチンなどのカロチン類が細胞外などの血中に多く存在するのに対し、細胞透過性が高いキサントフィルは細胞の内外で活性酸素や高エネルギーから細胞を護ります。特にパプリカキサントフィルは赤血球との親和性が高く、活性酸素や高エネルギー(※)からの赤血球を保護し、赤血球の質を高く維持することが解っています。

赤血球保護作用による赤血球の質の向上は、赤血球による酸素運搬能力に直結する為、結果として酸素輸送能力が向上し、筋肉などの各組織への酸素供給量を増やします。

この為、グリコ自体はエキストラオキシドライブを持久系競技や有酸素運動のパフォーマンスアップに勧めており、臨床試験は勿論、ユーザーのフィードバックにおいても高い評価を得ています。

酸素供給能力改善というと確かに有酸素や持久系のイメージがついて回りますが、表層的カロリー計算と収支やエネルギー発生段階における一次代謝だけでなく、二次代謝三次代謝の観点から見ると、無酸素運動におけるパフォーマンスと回復スピードが高まることが理解できます。

無酸素運動は有酸素運動以上に酸素を消費すると言っても過言ではないのです。



無酸素運動の限界、1分以内のAT動作限界に挑むような400〜800m走を筆頭に、短距離水泳、ウエイトトレーニング、クロスフィット、ボクシング、格闘技、スプリント競技におけるパフォーマンス向上と回復スピード向上が大いに期待できます。

独特の作用機序を持つ、パプリカキサントフィルは色素栄養素特有の蓄積性を持つ為、最終的には数値的競技能力向上に寄与しますが、2週間ほどのローディング後にまず実感するのは「しんどくな〜い」です。運動中の心拍数は低下し、インターバル中の回復は早くなり、「ぜーぜー、はーはー」が早く収まるはずです。

この現象は特に精確なインターバルトレーニングを行うボクシングや陸上競技、水泳、クロスフィットなどで顕著に実感できるでしょう。兎も角、最初は練習が楽に感じられるため、トレーニングのクオリティアップと慢性疲労予防に役立ちます。



さて、血液関係を改善することで運動パフォーマンスを高める栄養素を我々は既にいくつか知っています。

有名どころは一酸化窒素前駆体のアルギニンやシトルリン、そしてビニトロックスやブドウ種子エキスなどの一酸化窒素合成酵素活性栄養素です。これらは血中の一酸化窒素(NO)を増やし、その体積増加によって物理的に血管を押し広げ、血流量を増やします。血流の増加は酸素運搬や疲労物質除去などの効果をもたらし、運動パフォーマンスの向上や疲労の遅延をサポートします。

また、イチョウバエキスは血液粘性を低下させ、末梢血管への血流を促し、身体の隅々、そして脳への酸素供給を増大させます。ビンカマイナーもイチョウバと相乗して、脳への血流を増やします。

ここで疑問を持つのは、血液関係・・・酸素供給において、優先順位が一番高い栄養素は何だろうと言うことです。



NO系、血管抵抗性低減系並びに抗酸化系、そして赤血球改質系とありますが、数字的(タイム)な運動パフォーマンス並びに主観的な疲労軽減に最も実感があるのは、赤血球改質系だと思われます。

いずれもマクロではなくミクロ世界での作用機序となりますが、同じ血液関連改善系でも、NO系は物理的な力業の「剛」であるのに対し、赤血球改質系は赤血球そのものをチューニングしてしまうという「柔」であると例えることができます。

しかも、パプリカキサントフィルは抗酸化物質最強の一角と言われるアスタキサンチンをも凌ぐ抗酸化作用を持つ為、血管内の抵抗となる過酸化脂質や炎症を抑制し、血管内抵抗低減によって、当然のように血流量も改善します。

これらミクロの中のミクロの作用によって、「手っ取り早く、かつ合理的に」酸素運搬能力を向上させるため、パプリカキサントフィルは頭一つ抜けているのではないかと考えられるのです。

そして、この強力な血管内外、細胞内外の抗酸化作用と蓄積性、酸素運搬能力改善効果は、普段運動を全く行わない人のアンチエイジングや美肌、脳機能改善によいだけでなく、血栓系の病気予防にも役立ちます(※2)。



運動や競技パフォーマンス改善において、BCAAなどの基本サプリは当然として、パプリカキサントフィルを持久力改善オプショナルサプリの頂点とした場合、相乗効果が見込める相性の良いサプリは

・UP!(イチョウ葉エキス、ビンカマイナー、チロシン、カフェイン)

・フェノム(NOブースター、NO生成活性物質、抗酸化物質)

・REDLINE(新NOブースター、アスタキサンチン、抗酸化&回復促進栄養素)

・ファイナルパンプ(UP!+フェノムのイメージ、MCT、血管内抵抗性低減抗酸化物質)

・VIVO(イチョウ葉エキス、各種抗酸化物質、アダプトゲン)

が挙げられるので、目的や予算に応じて組み合わせてみて下さい。

・・・という感じで、サラリと紹介するつもりでしたが、ガッツリと言ってしまったので、いつもの「徹底解説」では同じ表現を丸っと再利用するつもりです(柔の拳とか、赤血球をチューニング、コーティングとか)。

※ 近年激増している赤血球の変性はFeと同じ挙動を示す「高エネルギー」が原因?

※2 起立性調節障害対策のファイナルアンサーの一つになるのでは



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