〜3つの真実 その3〜

3.各種ホルモンレベルを最適化する
「ホルモン調節」


【カタボリックホルモンの制御】
ストレスホルモン「コルチゾール」は筋分解を促すカタボリックホルモンであり、ストレスによって分泌される。コルチゾールは精神的なストレスはもちろん、激しいトレーニングや肉体を酷使する身体的ストレスが発生した際にも分泌され、生存を最優先する為の防衛手段として、グリコーゲンを温存し、エネルギーを筋肉から得つつ、脂肪を蓄えるように生理反応を操る。

コルチゾールが分解するのは筋組織だけではない。コルチゾールは脳のニューロンを衰退させてしまうことが解っている。過剰なコルチゾールの分泌の継続はニューロンを退化させるだけでなく、脳そのものの質量も減らし、脳を萎縮させてしまう。ストレスによる慢性的なコルチゾールレベルの上昇は鬱の原因のひとつに数えられる。

コルチゾールの慢性的過剰分泌が恐ろしいのは筋肉を減らしてしまうことではない。脳機能を司るニューロンの退化と腹部上部の脂肪沈着作用である。脳機能の低下は性格や人格、能力を変えてしまい、ヘソより上の脂肪を増やす働きは見かけを大きく変えてしまうのだ。ストレスフルな環境に身を沈め得ない場合においても、適応的ではない人や対抗策を持たない人は表情やお腹などの解りやすい見た目にそのストレス度合いが延長された形で現れるわけだ。

筋肉だけでなく、頭脳や精神にもマイナスに働くこのホルモンはイチョウ葉エキスやフォスファチジルセリンなどの栄養素によって、過剰な分泌を抑制することができる。



【アナボリックホルモンの回復】
20歳以降、加齢によって減少の一途を辿る成長ホルモンやテストステロンも、正しいトレーニングや最新の栄養素、新発見の特許ハーブによって、最適なレベルを保つことができる。

成長ホルモンは筋グリコーゲンの温存を助ける代わりに体脂肪をエネルギー源として利用するのを促進する。また、様々な組織の生成に役立つとされ、若々しい肉体を保つのに役立つと考えられている。

テストステロン(男性ホルモン)は体内で生成される最も強力な天然の筋肉増強剤といっても良いアナボリックホルモンで、血中アミノ酸を筋肉へと同化し、筋肉質な身体を作り上げるのに役立つが、同じくらい大きな働きを持つのが体脂肪分解である。

テストステロンは脂肪細胞からの脂肪酸放出を司る脂肪細胞上のβアドレナリンレセプターを増やす働きを持つ為、テストステロンの増加や安定生成は結果的に、脂肪分解を促進する。この作用は日本人の約3割を占めるβアドレナリンレセプターの反応が鈍い人にとっても見逃せない。質が劣っても数で勝負できるからだ。

これらアナボリックホルモンをトレーニングやサプリメントテクニックによって最適化することで、低い体脂肪率や筋肉質な身体へと大幅に到達しやすくなる。



【副次的要因への充分な配慮】
過酸化脂質や活性酸素、高エネルギー物質による副腎へのダメージの蓄積は副腎における各種ホルモンの生成を低下させる第一級の要因である。同様に副腎等へホルモン生成の指令を出す脳下垂体へのダメージも避けなければならない。これらに関する対策はサプリ塾を隅々まで読み返して頂きたい。

また、甲状腺や副甲状腺も、安定した代謝と気力の維持に重要で、骨密度や骨の成長、そして体脂肪率に大きな影響を与える為、これらの臓器を大切に護らないといけならず、それはある一種の元素だけを避けることでは達成されない。

若々しさを保つ最大の秘訣は定期的な運動であるが、それに次ぐのが各種抗酸化物質や血管抵抗性低減栄養素(※)の積極的利用である。血管の若返りは身体の隅々にまで栄養素を届けられるようになるだけでなく、運動や免疫反応による老廃物を速やかに体内から排出し、無駄な炎症を抑制し加齢物質を減らすため、若さを保つ好循環を構築する。



・・・と簡単に紹介しただけでも、上のような話になるため、以下の身体作りに関わる

・コルチゾール
・テストステロン
・成長ホルモン
・IGF-1
・インシュリン
・エストロゲン
・甲状腺ホルモン
・副甲状腺ホルモン

個々のホルモンに対するアプローチに関しては、

30代後半からの筋肉増強
各種ホルモンレベルの調整


夏の6パック計画-最終フェーズ
太りやすい部位はあるか?


にて、概要を把握しつつ、個別に理解を深めて頂きたい。

※ イチョウ葉エキス、緑茶エキス、ブドウ種子エキス(プロアントシアニジン)ビニトロックス等々



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