何年も前に新世紀のフィットネス像という話を書いていました。

1話「正気を保て
2話「可逆性の可能性
3話「感動の解像度、感受性の感度を高めろ!

で、4話の「フィットネスとは、逆らう事と見つけたり」と言うタイトルのみ予告して、早8年以上。


その話で書きたかったのは「遺伝子解析の発達によって、大人になった自分や年を経た自分がどのような体型になっているか、どのような病気を発病しやすいか、ほぼ正確に予想可能なだけでなく、スポーツの向き不向き、職種の向き不向きまで判別できる時代になってしまったが、その定めに逆らうことが究極のフィットネスだ!」ということです。

遺伝子が定めた体型や体質、向き不向きをある程度受け容れることも必要ですが、なりたい体型や自分はこうありたいと言う欲求は捨てる必要がなく、強い意志を持って遺伝に抗えば、必ず目的を達せられるはずだと。

筋肉が付きにくくても、自分の遺伝的弱点を充分に理解し、その弱点を補強できるテクニカルかつロジカルな努力を採り入れつつ、変わってやるという意志の継続によって、目標の体型になれます。

糖尿病の遺伝的因子を持つ人も、レジスタンストレーニングと栄養管理等の不断の努力によって、発病を免れることができるでしょう。病気になりやすい人も、運動と栄養素を組み合わせることで、健康的な身体を手に入れることができるはずです。



最近のエピジェネティクス研究ではっきりしたことは、ある程度の年齢に達した人間の健康レベルや肉体年齢、発病には先天的な遺伝子と同等かそれ以上に環境要因が大きな影響を与えることが判っています。運動習慣や食習慣は遺伝的要素よりも、重要と言っても過言ではないのです。

環境や環境負荷、栄養状態によって、翻訳される遺伝子が変わり、同じ遺伝子を持っていても結果として表面並びに内面に現れる結果が違ってくるとされています。

つまり、運動習慣や生活習慣、そして食習慣を改善しつつ、それを継続する行為は、一見、物理的物質的な対処に見える一方で、実の所、遺伝子の発現にまで影響を与える根治的な手法で、表現される結果を変えるのです。

自分はこうなりたい!こうありたい!と強く念じ、四苦八苦努力する様は決して滑稽ではなく、神が定めた運命に逆らう究極の反骨であり、意義のある行為であるばかりではなく、実際に身体がそれに答えてくれるという神秘性を秘めています。



とまぁ、遺伝子に逆らってみる価値は大いにありますと言う話でしたが、こっからが本題です。

最近観た映画と読んだ漫画の中で一番面白かった作品を紹介します。

映画「ガタカ」
遺伝的に身体が弱い主人公が肉体的努力を重ねつつ身分を擬装してまで、宇宙飛行士を目指す話。

漫画「狂四2030」
シェイプアップ乱やジャングルの王者ターちゃん(※1)の徳弘先生が描くSF。M型遺伝子異常の烙印を押された主人公が差別や迫害に負けず、運命に抗う話。

どちらも、固い硬い鋼の意志を持ち続け、遺伝子の定め(※2)に逆らうところが凄い。

※1
ETBやT-JACKを使用するとその期間中は、
「アナベベ 強い!強い! 負けるな!」
となってしまう(↑ウポポ族の言葉に訳してね〜♪)

※2
結局は管理者や支配者が都合良く遺伝論を利用している



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