心臓血管系強化期の一例
サプリマスターの場合-後編


限りなく解糖系よりの心臓血管系強化サイクル
フェーズ2


メニューA
「温フィット(ぬるふぃっと) V2」

全身的、連動的な複合種目を回数ではなく、決められた時間一杯行う。決められたインターバルの後、次の種目へ移行する。

動作の合理性と血管系の適応によって、持久力が改善されたら、1分間動作を続け、1分間の休憩を挟んで次の種目を行う。種目によっては1分間、持たないこともあるが、そこは気にしない。心理的ハードルを下げ、取り敢えず行うということを大切にする。



メニューB
「タイムダッシュV2」


60秒間スプリント→60秒休憩→30秒間スプリント→60秒休憩→・・・で、数本走る。

cp系と解糖系をフルに動員した無酸素全身運動の限界がおよそ60秒間である。乳酸生成はMAXとなり、強い力を発揮する動作ができなくなる。1分間の休憩では体内の隅々から前借りした酸素を返済することはできず、乳酸の分解処理も終わらないが、血液循環と酸素供給能力が向上することで、短時間での回復力が向上する。

もちろん、1分間での全身で生産する仕事量は増大するだけでなく、動作改善によるエコノミーも向上する。



メニューAとBに関しては、ハイパワー全身運動の限界時間に挑戦することで、耐乳酸性や酸素負債変換能力を高めることを目的としたフィジカルストレングス向上トレーニングであるが、それはただただ辛いものとなる。

そこで、楽しみながら、筋持久力と心臓血管系を鍛えられるトレーニングを考えてみた。また、シリアスかつ瞬間的な集中力を要するため、脳のクロックアップと言った副産物を得ることができる。

それが「温クール」である。いわゆるパルクールの極々、手ぬるいバージョンだ。



1公園などの高低差のある構造物の間を一気に走り抜ける。

2基本的にダッシュ+ジャンプなので、瞬発力と筋持久力が必要となる。

3当然、バランス感覚も必要となるが、失敗すると怪我をするので高い集中力が最も重要。

半木登りというか、木の幹を掻い潜りながら走る抜けるのが楽しい。転倒して、皮膚がズル剥けることもあるが、集中力が養われること請け合い。

また、子供と公園などに言った場合、一緒に行うと大いに盛り上がる。子供のほうが発想力が豊かなので、格好いい飛び降り方やくぐり抜け方、面白いコースを発案する。

というわけで、瞬発力と心臓血管系、そして、瞬間の集中力が強化できる温クールを試していただきたい。



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