Q:サプリ塾を見渡すと、朝食に卵を勧めているように思えますが、何か理由があるのですか?

私が毎朝、欠かさず全卵を2〜3個食べるのは、卵黄には健康的な身体機能に対する重要な働きを持つリン脂質が豊富に含まれているからです。

リン脂質は健康を保つのに役立ちますが、卵黄のリン脂質の約80%は神経伝達物質「アセチルコリン」の材料となるフォスファチジルコリンで構成されています。つまり、卵黄を含む全卵はコリンの供給源なのです。

アセチルコリンは記憶力や集中力、注意力の維持に必要で、筋収縮にも重要な働きを持つと言われています。つまり、脳機能だけでなく、運動パフォーマンスを良好に保ちたい人は、コリンを含むリン脂質の摂取を心がける必要があります。

リン脂質を豊富に含む食品の中でも、卵は断トツ一位の含有量を誇ります。同じくリン脂質が豊富な食品として大豆が上がりますが、その特性の違いから、卵黄由来のフォスファチジルコリンは脳血液関門を突破しやすく、主に脳で利用されるため、認知力等が気になる場合、卵は欠かせない一品なのです。



その他、ビタミンA、E、Dなどの脂溶性ビタミン供給源としても、非常に優れているという特徴を持ちますが、卵白もまた重要な働きを持っているのです。

卵白にはビタミン類はほとんど含まれず、単なるタンパク質と思われがちですが、実は卵の中身を護る為にある種の菌を溶かしてしまうリゾチームが多く含まれています。熱によって変性した卵白中のリゾチームは、風邪薬などに配合されている塩化リゾチームに引けをとらない殺菌効果を持つともいわれており、じっくりと加熱した目玉焼きは健康維持に貢献するはずです。

#3へ続く



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