レバーブロウで脱毛予防!?-2

img11197631155Q:またもB級な質問で恐縮ですが、レバーブロウを摂取しだしてから、明らかに脱毛が減ったような気がします。カタログ成分的には全然関連性がないようですが、気のせいとは思えないのです。レバーブロウにそのような効果があるのでしょうか?

〜メチオニン不足が脱毛の元凶ではない〜
必須アミノ酸に関する基礎知識として、メチオニンが不足すると脱毛が起こるとされます。この為、古典栄養学的観点からは、脱毛予防やその改善にメチオニンを補うことを勧めることがあります。

脱毛≑メチオニン不足

メチオニンを補う

果たして、この公式は本当に正しいのでしょうか?



メチオニンは肝臓にとって非常に重要な働きを持つ必須アミノ酸であり、肝臓での脂質代謝や解毒活動の増加によって、その消費量は増加します。また、システインもまた肝臓での解毒において重要な働きを持つアミノ酸である事が知られていますが、体内ではメチオニンから合成されています。肝臓の健康と解毒に関わるタウリンもまたメチオニンから合成されます。

そして、メチオニンはキレート作用が強く、重金属を排出する効果が高いアミノ酸の一つです。いわゆるデトックス作用を担うアミノ酸でもある訳です。

更に、メチオニンを始めとする含硫アミノ酸、特にシステインは放射線による直接的ダメージや間接的な活性酸素からのダメージから細胞を護ると言われ、その医療分野での利用の根拠となるエビデンスも存在します。



これらの肝臓における解毒や体内への重金属摂り込み時に際する含硫アミノ酸の役割から考えると、体内における解毒活動の活性や重金属の排出増大、高エネルギーに対する曝露等が起こった場合、メチオニンの消費量が激増するものと考えられます。

メチオニンは体内で合成することができず、食品から絶えず摂取する必要がある必須アミノ酸であるが故に、その消費量の増加は途端に不足へと結び付くことが想像されます。

断続的、継続的解毒の必要性や重金属の摂り込み等々の自体に対し、メチオニンを筆頭に含硫アミノ酸が損耗されますが、それらが不足するとどうなるでしょうか。肝臓で処理しきれなくなった毒物や良からぬ金属は親和性の高い臓器や骨などの体内に留まるか、髪の毛を介して排出されるはずです(※)。角質代謝や汗も、それらの排出に利用されるでしょう。

つまり、始めにメチオニン不足ありきではないのです。メチオニンが不足して、何か不思議なメカニズムがあって頭髪が抜けるのではない訳です。メチオニンが不足している状況は既に肝臓がキャパオーバーになって毛髪等による排出が始まっている状態なので、ここにいくらメチオニンを補ったところで、効果がない訳ではないが焼け石に水と言っても良いくらいです。

解毒と排出の必要性増大に端を発するメチオニン不足に対して、メチオニンを補う行為はバンドエイド的な対処療法でしかないのです。

※ 恐らくはNアセチルシステイン(キレート作用が高い)→システイン→シスチン→ケラチン(毛)という経路

#142へ続く



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