納豆は脳血管系の健康にプラスになるか?

納豆菌Q:以前は試合前の減量期に「効き納豆」ができるほど納豆を利用していたのですが、納豆に含まれるビタミンKの血液凝固作用は、脳などの毛細血管に悪影響を与えないか、近頃は気になっています。By 空手家

結論から言いますと、「バンバン食べて下さい(※)」です。

納豆は脳や心臓などの血管にプラスになります。またビタミンKはKでも、納豆由来のビタミンK2は、特に骨の形成を促進し、骨の分解を抑制する働きが強いとされている為、空手家なら尚のこと、食生活に採り入れたい食品になります。



ビタミンKの血液凝固作用は、出血した際にかさぶたを作って出血を止めてくれるだけなので、Kの代謝が悪い人が過剰に摂取しない限りは血栓などの心配はありません。

さて、納豆内のビタミンK2は大豆由来ではなく、納豆菌が作り出しているものですが、今回の主役は同じく納豆菌によって産み出される「ナットウキナーゼ」です。納豆が脳血管系に有益である理由も、この成分にあります。

ナットウキナーゼが何故、脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立つかというと、それが天然の血栓溶解酵素だからです。



「私の戦闘力は2000FU/50gです」

天然の○○と言われても、薬に比べたら大したことがないように思えますが、納豆2パックは臨床で使用される血栓溶解剤1回分に匹敵すると言われています。

実際にどのくらい「血栓を溶かす活性」を保っているか標準化された測定方法で納豆を計測すると、納豆1パックで1500〜2000FU/50gと言う非常に高い値を示すそうです。

血栓症が心臓で起こると、虚血性心疾患と呼ばれる「心筋梗塞」や「狭心症」となり、それが脳で起これば俗に脳卒中と呼ばれる「脳梗塞(※2)」や「脳出血」になり、毛細血管レベルの詰まりは認知障害の一因となるため、健康年齢の維持目的のみならず、脳機能の改善の為にも、納豆を食べる習慣を身につけたい(※3)ものです。



また、ナットウキナーゼは体内半減期が極めて短い血栓溶解剤注射の10倍以上長く体内で作用し続ける点も見逃せません。

と言うことで、納豆が重宝するのは骨を丈夫にしたいコンタクトスポーツ選手だけではありません。極めて稀であった病気が身近になってしまった環境への適応の一環として、納豆を採り入れてみましょう。

※ ただし、穏やかなエストロゲン様作用が気になる場合は1日2パックまで

※2 エキストラアミノアシッドの主成分「カンカニクジュヨウエキス」も有効とされる

※3 大豆はアレなんで、製品を選べる知識と能力も身につけたい(以前、どこかに書いた)



Ex:
#106「脳血管に不安がある人のサプリメンテーション
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納豆ダイエットを擁護してみる
サプリマスター VS 納豆

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