alean_metCLA並びにCLA含有サプリに関して、これまで数多くの話を書いてきましたが、今シリーズではちょっとばかり解像度を高めて、少しだけ詳しく書いてみたいと思います。

〜CLAとは何か?〜

CLAとはリノール酸が変化した共役リノール酸で、食品では乳製品や肉類などに多く含まれ、人間の体内でも腸内細菌によって生成されていることが知られている。

CLAは発見当初、生体に対して生理的な影響を与える生理活性として、発がん抑制作用が着目された。その後、研究が進むにつれ、人間に対して体脂肪減少作用と除脂肪体重増大効果を持つ事が判明した。



〜トリグリセライド型CLAの登場〜

CLA製品の多くは脂肪酸型であるが、近年トリグリセライド型CLAが開発された。どちらもサフラワー油を原料としているが、トリグリセライド型は小腸での吸収性が良好で、より高い生理活性を持つと言われている。実際に人間を対象とした実験でトリグリセライド型CLAは好成績を収めている。

アルファリーンはトリグリセライド型CLAを経口摂取活性を高めると言われるリキッドカプセルに閉じ込め、CLAの正味体内利用率を高める工夫が成された製品である。



〜何故、CLAで体脂肪が減るのか?〜」

サプリメントなどで体脂肪が減少する要因として、

・脂肪細胞からの脂肪酸放出(脂肪分解)
・熱産生の向上
・摂取カロリーの低減(食欲抑制&吸収阻害)

が挙げられる。

CLAの摂取によって、血中の中性脂肪をグリセリンと脂肪酸に分解して、脂肪酸を脂肪細胞に溜め込むのを助けるリポプロテインリパーゼの働きが阻害される。これよって、エネルギー源の一つである血中脂肪酸の低下が起こり、結果として脂肪酸を得る為に、脂肪組織からの脂肪酸放出(脂肪分解)が促される。

つまり、CLAは脂肪蓄積の抑制と脂肪分解促進作用を併せ持つ。



〜何故、CLAで体脂肪が減るのか?-2〜

L-カルニチンは血中に放出された脂肪酸を細胞内のミトコンドリアに運び込んで燃焼を助ける働きを持つが、CLA摂取によってL-カルニチンがミトコンドリアに至るまでに必要な酵素が活性化することが判明している。

つまり、CLAは脂肪細胞から脂肪酸を血中へ放出させる働きに加え、血中に放出された脂肪酸のミトコンドリアでのβ酸化(燃焼)を促進する働きを持つ。分解→燃焼と言った二つのプロセスをサポートする訳だ。

#2へ続く



【CLA関連講義】
今更訊けないCLA + α #1
今更訊けないCLA + α #2

ウェブショップ「トリグリセライド型高性能CLA
トリグリセライド型CLAをリッキッドカプセルに閉じ込め高い経口摂取活性を実現「アルファリーン

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