徹底解説「ホエイプロテインSP」-後編
spフルモデルチェンジされたDNS「ホエイプロテインSP(スーパープレミアム)」の徹底解説後編です。

食品として認可された最新の栄養素と考え抜かれた素材の組み合わせによって、徹底的にカスタマイズされたホエイプロテインSPは、今のところ、他のメーカーを含めても同コンセプト同カテゴリーが見当たりません。

その大きな特性のひとつが前回までに解説した摂取したプロテインが筋肉に同化されるのを助けるアナボリックサポートですが、今回はもう一つの特徴であるボディケアについて紹介します。



【グルタミン:5,000mg/1回分】
グルタミンは体内で合成することができるアミノ酸の一つであるが、ハードトレーニング後や高ストレス環境下では激しく消耗するため、条件つき必須アミノ酸に数えられる。この為、レジスタンストレーニングや激しい持久系の運動を行う人は積極的に摂取するべきと考えられている。

経口摂取によるグルタミン補給の有効性を示す一端として、持久系の選手に対して行われた実験で、運動後にグルタミンを摂取したグループは非摂取グループよりも、上部呼吸器感染症罹患率が大幅に低減したことが挙げられる。

多くの実験におけるグルタミン補給の主な利点として、

・糖質、インシュリンに依存しない抗カタボリック作用
・免疫機能の維持
・グリコーゲンの保存、節約
・グリコーゲン補填
・各種ホルモンの生成をサポート
GABAの前駆物質
筋細胞の水和
などが示されている。

これらの特徴を掴むと、グルタミンが活躍する状況が解る。



〜ハードトレーニング後、増量期、筋肥大期〜
ハードトレーニング後には、免疫力が低下し、筋中のグリコーゲンは枯渇している。グルタミンは免疫力維持に役立ち、また、同時に摂取した糖質がグリコーゲンとして蓄積されるのを助けるため、ミクロ的な回復もエネルギーという表層的な回復も助ける。

増量期には、筋中グリコーゲンをパンパンにしておきたいので、バナナなどの糖質と共にグルタミンやグルタミン入りのプロテインを摂取したい。

また、筋中に蓄えられた十分な量のグルタミンは、筋肉に水を引き込むことで筋合成を助けるが、強力なアナボリックトリガーであるHMBと一緒に摂取すると筋合成に関する高い相乗効果が期待できると考えられる。



〜減量期、ローカーボ期〜
減量期や低炭水化物ダイエットを行っているときに起こる問題として、グリコーゲン不足によるトレーニングクオリティの低下と低血糖による筋分解の昂進が挙げられる。

グルタミンはインシュリンや糖質に頼ることなく、しかも、強力にカタボリズムをブロックする為、糖質の制限やカロリーカットを行っているときの筋量維持に役立つ。

また、低血糖や絶食状態では、それ自身がグルコースに転換されることでエネルギーとなって、グリコーゲンを節約するので、それなりの炭水化物制限をしている場合や運動量が多い場合は積極的に利用したい。当然ながら、トレーニング直後やチートデイに、グリコーゲン補填作用を期待して特別に炭水化物を摂取する際には、グルタミンを加えてみよう。

炭水化物制限を行っている時期は、インシュリンの持つ強力なアナボリック作用の恩恵にあずかることができるタイミングが限られているため、インシュリンを介さないHMBとグルタミンのスタックは、リーンボディ志向や減量期における筋肥大因子として着目すべき組み合わせとなる。



〜就寝前〜
脂肪太りもやむなしとした場合、就寝直前に糖質を摂取することもあるが、多くの人は増量期でも就寝前の糖質摂取は躊躇するだろう。ただ、就寝中は絶食状態となり、血糖値ならびに血中栄養素レベルが低下して、カタボリック状態になりやすいため、就寝前専用プロテインを採用する人も多い。

リーンボディ志向の人や就寝中は内臓を休ませたいと考える人は、就寝中のカタボリック対策に絶食時のカタボリック防止に力を発揮するグルタミンまたはホエイにグルタミンを加えた物を利用するのが望ましい。

質の高い睡眠には、脳内のギャバ(GABA)レベルが重要となるが、脳血液関門の影響でGABAを直接摂取するよりも、脳関を通過できる前駆物質であるグルタミンを摂取する方が脳内のGABAレベルを高める事ができると言う実験結果もある為、就寝中のカタボリック対策にグルタミンやグルタミン配合のプロテインを採用してみる価値は大きい。



「ミクロレベルでのボディケアの重要性」
プロテインによる筋損傷部への材料供給は、分子的にはミクロな対処であるが概念的にはマクロな手法である。筋肉の回復一つとってみても、様々な代謝系を駆使し、様々な栄養素が消耗される。この過程で、免疫系の活躍は、損傷部の炎症回復や代謝による老廃物搬出に大いに関わる。つまり、回復を早めたいのであれば、材料供給だけでなく、回復プロセスが円滑に遂行されるようなミクロのケアが必要となる。

回復と一口に言っても、機械的には筋肉であるが、それを動かすエネルギー系の回復となるとグリコーゲンであり、完全なる筋収縮の代謝復活には酸性物質やサイトカインレベルの低減が重要である。もちろん、各種ホルモンや血流、抗酸化物質も回復には必要だ。

免疫機能やグリコーゲン補填、ホルモンレベル、抗酸化を助けるグルタミンは、ミクロレベルでの回復を助け、トレーニングによって酷使される筋肉を含めた身体全体をケアするのに役立つ。

また、マクロ的にもグルタミンはトレーニーや競技者の強い味方となる。風邪などに罹患する確率を減らすことは、1回当たりのトレーニングクオリティを保つだけでなく、機会損失防止による総トレーニング回数の向上と超回復ピークに合わせたトレーニングメニューの実行と言った中〜長期的なクオリティにも貢献するからだ。

グルタミンは単体で使用する価値は十分にあるが、HMBやアルギニンなどと言った栄養素やプロテインと共に摂取することで、高いシナジー効果が期待できるだろう。

応用&まとめ編へ続く



【Ex】
グルタミン-基本編
グルタミン-実践編
ホビー自然養鶏から考える実践栄養学
アナボリズムを高める栄養素添加

【関連】
ウェブショップ「ホエイプロテインSP
徹底解説「ホエイプロテインSP」-序
徹底解説「ホエイプロテインSP」-前編
徹底解説「ホエイプロテインSP」-中編
徹底解説「ホエイプロテインSP」-後編
徹底解説「ホエイプロテインSP」応用編1
誰もが陥るプロテイン性能のミスリード
プロテインラベルマジック
居残り補習授業オフライン#28「サプマス版プロテイン風味の選び方