Q:ダンベルカールをしていたら、A先輩がやってきて「フィニッシュの時は小指を内側に巻き込むように強く意識してみるんだ!」とアドバイスをくれました。ところが、その後で近くにいたB先輩は「ダンベルを捻ることにこだわるよりも、重たい重量を丁寧にやればいい」と耳打ちしてきました。A先輩もB先輩も、素晴らしい二頭筋の持主なので、どちらのアドバイスに従えば良いか迷ってしまいます。

上腕二頭筋-後編
「1%以上の刺激増加を目指す」


トレーニングを始めた頃は、どのような理屈のトレーニング方法やプログラムを選択したとしても、筋肉は素直に反応してくれます。ですが、開始から1〜2年経過する頃には、今度はいかなる手段をとっても筋肉が反応しくくなります。

そこで、1%でも効果がありそうな手法を正確にしぶとく継続すると言った方法も良い選択のひとつになりますが、「ある程度」、「そこそこ」の筋量から脱却するには、根本の刺激を増大させるのがセオリーです。

では、7kgのダンベルで丁寧にカールをしていた人が15kgのダンベルに持ち替えたらどうなるでしょうか?

反復回数は大幅に低減するばかりか、絵に描いた様なダンベルカールの軌道を再現することすら不可能で、その姿をとても誰かに見せられないかも知れません。当然、小指を巻き込むどころか、その存在を意識することも難しいでしょう。

上の状態は些か無理しすぎかも知れませんが、筋肉にズシンと来るような使用重量を選択した場合、カールの「正しいと思しき動作」をトレースするだけで、手一杯でとても小指の巻き込みなど不可能です。

そもそも、毎週毎週コンスタントに超回復が起こって、使用重量や反復回数を更新していける人など稀で、「正しいフォームの正しいトレーニング」だけでは飛躍的な成長につなげることは難しいと思われます。まして規格外の腕を欲するのであれば、規格外のトレーニングに挑戦し続けないといけない時期もあるくらいです。



上のような強度を重視する一般論からも、小指にこだわるよりも使用重量を重視すべき時もありますが、次は、もう少し感覚的に捉えてみましょう。

ジムを見渡せば、二頭筋専用のマシンや二頭筋をヒットしやすいケーブル類、プリーチャーカール台、そしてコンセントレーションカール。高級なジムであれば、左右が独立で動き、フィニッシュで二頭筋を絞りきって完全収縮させる軌道を取ってくれるマシンもあります。

インフラの差こそありますが、お洒落に格好良く二頭筋のトレーニングが可能です。

ですが、その一方でEzバーが転がっているにもかかわらず、わざわざ無骨なオリンピックシャフトにバーベルをさして、スタンディングカールを生々しいフォームで行っている人がいるのを見かけたことがあるでしょう。

二頭筋に効きそうなマシンを次々に移動しつつ、その間に鏡でパンプをチェックしている人達と、チーチングでキンタマごとゆすりながら、脂汗をかいてヘビーバーベルカールを行っている人達とどちらの二頭筋が発達しているでしょうか?

想像も理屈も必要なく、我々は何度も目撃してきたはずです。



と言うわけで、二頭筋をしっかりと発達させたいのであれば、1%の差を生むフォームにこだわりつつ、使用重量にも意識を及ばさないといけません。



【Ex】
使用重量を変更するタイミング
上腕囲の停滞
1ヶ月で腕を5mm太くする
上腕二頭筋のマスト種目

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