第2部「スピード作りが必要な競技のトレーニング」
Chapter1
「加速のための筋力の重要性」


ほとんどのスポーツにおいてスピードが最も大切となるので、筋肉作りとは本質的にスピードを高める為に行われる。

スピード作りが必要な競技は、スプリントや各種球技、格闘技、パワー系種目等、ほとんど全ての競技。



昔は、「筋力とスピードは別物」、「筋トレを行ってもスピードは付かない」と考えられていたが、それらは物理的にも正しくなく、今日ではスピードアップの為に筋力トレーニングを行うことが当たり前になっている。

例えば、球技でボールを投げる場合、コントロールは重要であるが、何よりも第一にボールのスピードが重要になる。ボールにスピードを与えるのは、力であり、力を生み出すのは筋肉である。一見、スポーツや動作と直接的に関係ない動きの筋力トレーニングでも、基本的な動作と鍛練を継続することによって、ボールに与えられる力を増大させることができる。



これを式で表すと以下のようになる。

F:力、m:質量、a:加速度、t:時間、V:速度

F=ma a=F/m
力は質量と加速度の積であり、力は加速度に比例するが、mはたいてい一定(定数:体重、ボールの重さ)なので、加速度を高めるには力の大きさが重要となる。

運動時のスピード(速度)は、加速度と時間によって決定されるので、

Ft=mat=mV 力積=運動量

となり、

スピード(V:速度)を増やしたいのであれば、

=力積(Ft)を大きくする
=力を増やす
=力を長い時間作用させる

または、大きな力を長い時間作用させる必要がある。

スポーツの動作は、ほぼ一瞬で作用時間自体は短い為、結論としてスピードを増やすには力を増やすことが最も重要であり、それを生み出す筋力を高める必要がある。

ただし、公式だけみると、筋力が付けば即スピードアップに繋がるように思えるが、実際はそうではない。

#10へ続く



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